TOP > 塾・家庭教師・習い事 受験 教育・子育て > 【個人契約一択】その理由を業界の闇・家庭教師の本音から現役プロ家庭教師が教えます
みつと先生
今回は、現役プロ家庭教師(歴7年)のみつと先生が
「家庭教師は派遣センターか個人契約か」
という悩みを、家庭教師の本音や業界の裏側を根拠に解決します。
みつと先生
結論から言うと、家庭教師は絶対に個人契約です。
みつと先生
最初に例外を言っておくと、家庭教師探し*が面倒臭いと思っている方は派遣センターがおすすめです。
(親として、どうかと思いますが…)
*家庭教師センターは家庭教師を探して紹介してくれますが、個人契約はサイトなどから自分で探さなければなりません(これが個人契約の唯一のデメリット)
みつと先生
家庭教師を探す方法や選び方は後ほどお伝えします。
では、本題に入りましょう!
家庭教師は“個人契約一択”の根拠は超シンプルです。
その理由は、以下の通りです。
みつと先生
これは、
①家庭教師の本音
②業界の裏側
から分かることです。
***
みつと先生
では、“個人契約一択”について、2つの視点から解説していきます。
このページの目次
みつと先生
さっそく業界のお金の闇を暴きます。
これでも派遣センターを利用しますか?
みつと先生
派遣センターを利用しているご家庭が支払ったお金は、一体どこにいくのか知っていますか?
突然ですが、問題です。
【問】派遣センターを利用しているご家庭が、授業1時間あたり5000円支払っています。
家庭教師 (=実際に授業している先生) には、いくら支払われますか?
①1013円(最低賃金)~1500円 ②2000~2500円 ③3000~4000円
みつと先生
ご家庭側が払ったお金の行方、考えたことありますか?
とても重要な視点ですよ。
答えは ②2000~2500円です。*①の派遣センターもあります
ここでのポイントは、家庭教師の時給が高いor安いではありません。
ご家庭が支払ったお金の半分以上は派遣センターにいくということです。
みつと先生
知っていましたか?
ご家庭側も、家庭教師側もたまったものではありませんよね。
みつと先生
派遣センターが何で儲けているかを知ることは、派遣センターのどんなサービスにお金を支払うかを知ることです。
派遣センターは、以下のサービスで儲けています。
・「入会金」は初回登録時にかかります。兄弟は割引or無料が多いです
・「管理・サポート費」は“謎”です(笑) 派遣センターはここでサボろうとします
・「教材費」はない派遣センターもあります。市販か塾用テキストの方が良質なので購入するメリットはありません
・「更新料」はただの派遣センターの“儲け”です(笑)
みつと先生
これらのサービスにお金を支払いたいですか?
どうせ支払うなら、実際に授業してくれる家庭教師に支払いたくないですか?
ちなみに、家庭教師のト〇イといったモンスター級の大手の“儲け”はめちゃくちゃ高いです。
だから公式HPを見ても料金は載っていないし、あんなにテレビCMが出せるのです(笑)
(さらに、家庭教師比較サイトの情報を裏で操作していると考えられます)
みつと先生
ご家庭に支払いの明細を見せてもらったことがあるのですが…
ご家庭が1時間当たり5000円支払った場合、その3000円以上はト〇イの儲けです。
私は、これで初めて“業界の闇”を知りました…
みつと先生
個人契約のお金の流れは、以下の通りです。
家庭教師に支払うお金以外にかかるのは、“マッチング料”=紹介料だけです。
*ここでは、知り合いに家庭教師を紹介してもらうといった“運ゲー”を排除するために、個人契約サイトの利用を前提としています。
個人契約サイトは、ご家庭と家庭教師の“マッチングアプリ”です。
“この先生にお願いする”と成約が決まった時点で、お金=紹介料を支払います。
しかし、家庭教師以外に支払うお金は紹介料のみで、
これ以外はかからないのです。
みつと先生
しかし、どんなサービスにもデメリットがあります。
それは、個人契約も同じです。
みつと先生
個人契約のデメリットは以下の通りです。
みつと先生
これは“派遣センターがおすすめの方”で紹介しましたね。
派遣センターの最大(ほぼ唯一)のサービスは、家庭教師を探すことです。
個人契約は、そのサービスを受けない=節約するのでご家庭側が家庭教師を探す必要があります(当たり前ですね)
みつと先生
だから、家庭教師探しが面倒臭い方には個人契約はおすすめできないのです。
派遣センターには、家庭教師を探してもらうためにお金を支払うイメージです。
みつと先生
個人契約の信用の証明も、個人契約でよく言われる問題です。
しかし、第三者=派遣センターに登録されているから信用できるのですか?
家庭教師はほとんど大学生が多いですが、
つまり、
ということです。*
*高学歴≒プロ家庭教師に教わりたければ、高学歴・プロ専門の派遣センターがありますが、相場の倍以上のお金がかかります
みつと先生
これが業界のサービスの闇です。
みつと先生
個人契約後のトラブルも、よく聞く問題です。
このデメリットは、個人契約というよりは、そもそも家庭教師選びの失敗によるものです。
例えば、大学3年後期~4年の家庭教師を選んでしまうと、成約から半年足らずで就活や引っ越しでドタキャン・音信不通などのトラブルが多くなります。
みつと先生
私はプロ家庭教師として長期で担当してきたので、とても感謝されています(笑)
ご家庭側の家庭教師選びが良かったということですね。
みつと先生
ただ、これらのデメリットは以下の方法で解決できます。
良質な家庭教師の選び方は、
などありますが、詳しくはこちらで説明します。
あとは、ご家庭側が家庭教師選びに徹底的にこだわるかという姿勢の問題です。
みつと先生
“家庭教師選びにこだわる姿勢”というのは、精神論ではありません。
家庭教師を探してくれる派遣センターにお金を支払わず長期的に節約するのですから、その対価=ご家庭の時間と労力はかかって当然です。
***
みつと先生
個人契約の方が、選ぶ側=ご家庭も選ばれる側=家庭教師も本気です。
みつと先生
家庭教師の本音もぜひ聞いてあげてください(笑)
個人契約のメリットにより納得できると思います。
個人契約って、家庭教師にとってはやっぱりありがたいんですよね…
みつと先生
これは言うまでもありませんね(笑)
高い方が嬉しいです。
派遣センターからの生徒紹介メールは、登録者全員に一斉送信です。
対して、個人契約サイトからのご指名メールは、ご家庭が選んだ家庭教師のみに送信されます。
みつと先生
“選ばれてる感”は最高の気分になれます。
ただ、ご家庭も、複数の家庭教師に送っている可能性もあるので、アピール力≒実力が試されます。
派遣センター(某大手など)には、実際に授業をする家庭教師とは別に、担任=社員がいる場合があります。
位置づけとしては、家庭教師より担任の方が上です。
しかし、担任は
というレベルです。
某大手の場合、優秀な担任は高額プランに申し込んでいるご家庭についていると考えられます。
みつと先生
派遣センターだけでなく学習塾も、限られた人員をどのご家庭に回すかは考えていますよ。
これがサポート体制の闇です。
派遣センターの家庭教師は、指導報告書を毎授業または月1回 提出することが原則です。
これで授業回数のカウント&月給が決まるので、家庭教師は“一応”提出します。
しかし、派遣センターは指導報告書の中身なんかチェックしていません。
みつと先生
指導の内容は、保護者に報告すれば良いだけ*です。
指導報告書は、何かトラブル時に派遣センター側が責任をとらなくて済むように家庭教師に書かせているだけです。
*個人契約で、ご家庭に指導報告書が必要かを確認していますが、一度も必要とされたことはありません(笑)
みつと先生
プロ家庭教師を7年以上やってきて強く思うことがあります。
それは、私たちプロは、大学生アルバイトよりやる気も実力もある、ということです。
ちなみに、家庭教師にはそもそも資格がないので、プロもアマチュアもありません。
私がプロを名乗っているのは、
という、私自身が決めた“自称”なのです。
しかし、私が家庭教師に“ドはまり”し、“天職”とまで思えるようになってから、ご家庭から感謝されることがとても多くなりました、
…と同時に、“ふつうのアルバイトより高時給だから”という理由でやっている大学生アルバイトとは同じ扱いをされたくないと思うようになりました。
みつと先生
派遣センターの家庭教師では、どんなに合格実績を含むご家庭の満足度が高くても、時給も評価も上がりません。
また、教え方や教材、その子への接し方など、家庭教師だからこそ“個別性”に対応できるようになっていくので、派遣センターのマニュアルや担任のアドバイスがいらない&邪魔になっていきます。
以下の通り、個人契約はご家庭&家庭教師にとってメリットしかありません。
みつと先生
個人契約の唯一のデメリット“家庭教師探し”をご家庭がやるだけで、長い目で見てお得です。
最初の手間暇を惜しまず、個人契約を選びませんか?
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