TOP > 話題のニュース・トレンド スポーツ・e-Sports・ゲーム攻略 > 【誹謗中傷バカ】日本サッカーが勝てないのはサポーターがバカだから|「批判的(クリティカル)」とは?
みつと先生
W杯カタール大会2021予選、厳しい闘いが続いています…!
サウジアラビアに0-1で敗れ、“予選敗退”の4文字が現実になりつつあります。
蹴球ギャル
深夜にDAZNの生配信で観たけど、ショックで仕事が手につかなかったわ。
みつと先生
ただ、私は敗戦より気になったことがあります。
それは、監督・選手への「誹謗中傷」です。
蹴球ギャル
あたしも気になったわ。森保監督や柴崎選手に対して…
人権侵害レベルよ。
みつと先生
サウジ戦後、Twitterでは
#(ハッシュタグ)で「森保解任/out」や「柴崎 戦犯/スルーパス」がトレンドになっていました。
サウジ戦では、特に日本代表のゲームメーカー柴崎選手への「誹謗中傷」が多く見られました。
みつと先生
たしかに、柴崎選手=“戦犯”とも言えるほどひどいミスでした…
彼らしくないというか…
失点シーンはこちら(5:16~)▼
SEICA
あたしも、パスミスからの失点には「えっ…!」ってなったわ。
でも、誹謗中傷はひどすぎだわ!!
みつと先生
そうですね。
私は、サポーターのレベルの低さ=日本サッカーが勝てない理由だと考えます。
今回は「誹謗中傷」について考えていきます。
このページの目次
みつと先生
サウジ戦後、#の内容が「誹謗中傷」で溢れていました。
蹴球ギャル
ほんとひどすぎるわ!
柴崎
— ☆トンウカア☆ (@WbYYBBXltACvXKN)October 8, 2021
坊主だ
坊主になるしかない
南米なら殺されてるぞ#柴崎
柴崎ひどすぎる、ほんまに何回ミスすんねん
— まるちゃん (@ECrgAnPCrN515qv)October 7, 2021
てか、森保こいつ選手のことちゃんと見てんのか、いつ辞めんねん、はよやめろくそ
#サッカー日本代表#柴崎#森保#無能監督
— やーしんや (@xfly_winning11)October 7, 2021
みつと先生
ここまでやるのかと呆れる思いです。
“フリー百科事典”ことWikipediaは、誰でも簡単に編集することができます。
Wikiの柴崎選手のページが悪質に書き換えられていたのです。
#サッカー日本代表pic.twitter.com/ASGfDn2Xu5
— Dadada (@Dadada75939784)October 7, 2021
蹴球ギャル
ほんとひどすぎ!人権侵害だわ!
W杯ドイツ大会2006では、柳沢敦選手がゴール目の前の決定的なシュートを外してしまいました。
このシーンは、それに対する彼のコメント
「急に(Q)ボール(B)が来た(K)」
から、“QBK”と呼ばれるようになりました。
みつと先生
柳沢選手は、多くのJリーガーから動き出しの質が高さが評価されるFWです。
彼だからこそシュートを打てるポジショニングをとれた、とも考えられます。
みつと先生
ただ、私はサポーターなら厳しいことを言う必要はあると考えています。
しかし、それは「誹謗中傷」ではなく、「批判的(クリティカル)」であるべきです。
蹴球ギャル
そうね!森保監督や柴崎選手は“プロ”だから、サポーターに応援してもらえなければ仕事にならないわ。
彼ら“プロ”に対して、サポーターは「厳しさのあり方」が大切だわ。
みつと先生
Twitterの「誹謗中傷」は“無知がやること”としか言いようがありません。
そもそも、「誹謗中傷」とは
根拠のない悪口を言って相手を傷つけること
(『広辞苑』第六版、2008)
という意味です。
SEICA
たしかに、「誹謗中傷」はバカのやることね(笑)
くだらないわ。
みつと先生
では、「批判的(クリティカル)」とはどういうことか。
それは、「建設的」ということです。
「建設的」をさらに具体的に言うと、
以上のようになります。
SEICA
逆に言えば、「誹謗中傷」は 感情的だし、筋も通っていないし、次にもつながらないわね。
まっったく価値がないわ。
みつと先生
もしサッカーの批判をしたければ、実況・解説すべきです。
監督と同じ立場から、LIVEで自身の采配を語るべきです。
サッカーは“流れのスポーツ”です。
戦況は絶えず変化する上に、一定確率でプレーのミスや連携のズレなど誤差が生じます。
さらに言えば、相手側もその間に選手交代や作戦・システムの変更を行います。
みつと先生
サッカーとは“ギャンブル”なのです。
正解はなく、勝つか負けるかが全てです。
蹴球ギャル
“采配・プレーが正解だったか”=結果論で語るのは卑怯だわ。
説得力がないわね。
みつと先生
その通りです。
本物の建設的なサポーターなら、LIVEで実況・解説すべきです。
みつと先生
サポーターとしてLIVEで実況・解説をどうすべきか、具体的に説明します。
基本ルールは、次の通りです。
みつと先生
ツイートはもちろんLIVE=その時その場で。
そして、ツイートを連投*することで、結果を見てツイートを削除するといった逃げ=自己正当化の防止できます。
*自分のツイートに返信する
蹴球ギャル
これは良い方法だわ。
自分の采配だけでなく、監督・選手のが自分と違った場合、推測して言うことでサッカーの専門性が分かるわね。
みつと先生
次のようにツイートすることで、「批判的」になります。
【前半/後半〇分】
ツイート内容:
①自分の采配または監督・選手の采配
②現在の試合の流れ・選手のパフォーマンス
③流れ・パフォーマンスはどうなっていくか
文字数が余れば、「#サッカー日本代表」「#選手名」を入れる
SEICA
#(ハッシュタグ)を入れることで、他のサポーターからいいねやコメントが来やすくなるわ。
これで、自身の采配への評価がリアルタイムで分かるわね。
みつと先生
まさにその通りで、ツイートが他人から評価されることで監督と同じような立場になります。
「誹謗中傷」はもちろん、そもそも無責任な発言ができなくなります。
みつと先生
「誹謗中傷」が日本サッカーを勝てなくする理由は、リスクを取れなくなるからです。
SEICA
これはサッカーの問題だけではなさそうだわ。
東京五輪代表は、3位決定戦でグループリーグで勝利したはずのメキシコに敗北しました。
メキシコ五輪代表のコーチは、日本に勝てた理由の一つは「日本は良くも悪くも形を変えない」だと語りました。
みつと先生
驚くべきことに、このメキシコ五輪代表のコーチはなんと日本人だったのです。
“リスクを取れない”という日本人の弱点を知っていたので、作戦が立てやすかったということです。
みつと先生
“リスクを取れない”は日本人の“国民病”ですが、「誹謗中傷」は“麻薬”とも言えます。
SEICA
ん?どういうこと?
日本人が“リスクを取れない”のは、安全を求める遺伝子が強い*からです。
すると、日本社会は保守的=変化を嫌う傾向になります。
*日本人の9割以上が弱い刺激で満足できる性質を持つ
「誹謗中傷」というのは、大きな失敗を非難し未然に防ぐ役割があるのです。
みつと先生
そもそも人間の脳は「誹謗中傷」という正義を執行することで、快楽を感じるようにできています。
だから、麻薬なのです。
蹴球ギャル
日本人こわっ!
みつと先生
日本サッカーは、世界の強豪国に比べて歴史が浅いです。
プロサッカーリーグ=Jリーグの誕生からまだ30年も経っていません。
蹴球ギャル
W杯出場が当たり前になっていたけど、よく考えたらそうよね。
まだまだ発展途上なはずだわ。
日本サッカーは、急成長していることは明らかです。
しかし、世界に通用する選手はいますが、トップリーグで大活躍する選手や世界的なスターはいません。
世界基準でふつうの選手が、日本ではスター扱いされているのです。
みつと先生
私は、特にプレーモデル=サッカーの型という点に関して、日本は相当未熟だと考えています。
岡田武史元代表監督が、やっと提唱するようになった段階です。
SEICA
例えば、スペインのパスサッカーを“創造性”とか曖昧な言葉で片づけてしまっているわ。
きっと、“スペインらしいサッカー”という理論があるはずよね。
みつと先生
“日本らしいサッカー”を見出すには、選手も監督も挑戦が必要です。
挑戦し、失敗し、学ぶ。これが日本サッカーを強くするはずです。
SEICA
「誹謗中傷」が挑戦を阻んでいることは明らかだわ。
本当に日本代表に勝って欲しければ、「批判的」であることね。
みつと先生
それでも「誹謗中傷」したいですか?
そんな人は・・・
お前がやってみろ
人生をかけて
以上です。
SEICA
ほんとだわ。
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