TOP > 話題のニュース・トレンド 英語学習 > 【時事英語を見てみよう】ニュースで出てくるコロナ関連の英単語・フレーズを徹底解説
「コロナウイルス」はまだまだニュースでよく見かけますね。
2020年で1番の時事ネタと言っても過言ではありません。
テレビやネットでよく見かけるコロナのニュースですが、もちろん海外メディアでも頻繁に取り上げられています。
ABC、BBC、CNNなどのウェブサイトで英語の記事を読めるようになると、日本のニュースとはまた違った視点でコロナウイルスについて学ぶことができるのでおすすめです。
はるっぺ
でも英語のニュースって読むの難しそう…
英語ニュースをいきなり読んだり聞いたりするのは敷居が高いです。
そこでまずは、コロナウイルスのニュースでよく出るキーワードを押さえましょう!
頻出単語を押さえるだけでも、理解度が変わってきますよ。
コロナウイルスは英語で「coronavirus」や「COVID-19」といいます。
今回はコロナウイルスのニュースで押さえておきたい英単語・フレーズを解説します!
このページの目次
The team found that the infection's spread was down to a small percentage of those carrying the virus.
(ウイルスを運ぶものの、感染の広がりはごく一部にまで減少していることを発見した。)
出典:BBC News
「infection」は「感染」という意味です。
「感染者」を辞書で調べてみると、
といった表現があるようです。
しかし英語メディアでは、「感染者」という意味で「case」という言葉がよく使われます。
普段は「事例」などと訳されることが多い「case」。
警察が扱うような「事件」も「case」と呼ぶことが多いです。
殺人事件:murder case, case of murder
今回の場合は「感染者件数」「症例」を表しています。
Japan to declare state of emergency over coronavirus pandemic.
(日本政府はコロナウイルスの感染拡大を受けて、緊急事態宣言を発令した。)
出典:CNN News
「緊急事態宣言」は英語で「(the) state of emergency」です。
ちなみに「declare」は「宣言する」という意味の動詞です。
「state of emergency」で「緊急事態宣言」と訳されることが多いため、今回は「発令する」と訳してみました。
ついでに「発令」の反対語も覚えましょう。
英語メディアでは、緊急事態宣言を「解除する」は「lift」という動詞が使われています。
「lift」は「(物を)持ち上げる」という意味で使われることが多いです。
スキーの「リフト」をイメージすると分かりやすいかもしれません。
しかし「lift」には下の意味もあるようで…
〔禁止令などを〕解除する、取り除く、撤廃する
出典:英辞郎
そのため緊急事態宣言を「解除する」という意味で「lift」が使われたようです。
A negative test does not mean you will not develop an infection from the close contact or contract an infection at a later time.
(PCR検査で陰性が出ても、それは濃厚接触による感染症状が出たり、将来的に感染症にかかることを意味するものではありません。)
出典:ABC.net
「close」は「(物理的に)近い」という意味の形容詞です。
物理的に近い人との「contact(接触)」で「濃厚接触」を表すようです。
※「close」は「閉める」という動詞もあるので要注意!
ちなみに上の例文の中で出てきたフレーズも見てみましょう。
出典:英辞郎
3密を防ぐためによく言われる「ソーシャルディスタンス」ですが、英語では注意が必要です。
ソーシャルディスタンスは英語で「ソーシャルディスタンシング」といいます。
Social distancing means staying 6 feet away from others to slow the spread of Covid-19.
(ソーシャルディスタンスは、コロナウイルスのまん延を遅らせるために周りの人から6フィート離れることです。)
出典:CNN News
確かに英語でも「social distance」という言葉はありますが、これは違う意味になってしまいます。
Social Distance:
the degree of acceptance or rejection of social interaction between individuals and especially those belonging to different social groups (such as those based on race, ethnicity, class, or gender)
個々の間、特に自分と違う社会的グループ(人種、民族、階級、性別など)に属する人々との社会的交流の受け入れや拒否の程度
一言でいうと「自分と違う人種や性別、地位を持つ人たちを受け入れられる距離感」を表す度合いです。
社会学の用語で、日本語では「社会的距離」と訳されることが多いです。
そのため「感染防止のために、周りの人と距離を置く」という日本語のソーシャルディスタンスとは意味が違ってきます。
英語では「ソーシャルディスタンシング」だと覚えましょう。
今回は英語ニュースでよく見るコロナウイルスの時事用語を見ていきました。
普段ニュースでよく見かける時事用語も、英語で見るとまた違うかもしれませんね!
今回触れたキーワードを知っておくだけでも、英語ニュースが理解しやすくなります。
英語のボキャブラリーを増やしつつ、ニュースにも強くなれて一石二鳥ですよ!
海外ニュースや英語のニュースサイトを見るときの参考になれば嬉しいです!
過去に受験した英語試験: