TOP > 英語学習 スポーツ・e-Sports・ゲーム攻略 > 現役日本代表サッカー選手の英語力は?サッカー選手の英語の特徴を解説
ここ数十年、海外クラブで活躍する日本人サッカー選手の数は、年々増えています。
そこで今回は、海外で活躍するサッカー選手の英語力についてや、サッカー選手の英語の特徴について紹介します。
現在、日本代表に選出される選手の半分以上が海外チームに所属しているというほど、ここ数年で日本人にとって海外サッカーが身近になりました。
海外でサッカーをするとなると、気になるのは言語の壁。チームメイトとのコミュニケーションや、監督との細かい戦術の擦り合わせなど、通訳を介してやりとりしているの?と疑問に思う人も多いでしょう。
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インタビューくらいなら通訳者に対応してもらえそうですが、日々のコミュニケーションもとなると…
ピッチに立ってサーカーをやっている最中は言語の壁はさほど高くないようですが、日々の細かなコミュニケーションから生まれる信頼関係などがあるからこそのチームワークという部分も、もちろんあるでしょう。
実際に海外チームへの移籍が決まってから英語の勉強を始めたというような選手もいるようですから、英語力がなければ海外チームでプレーできないというわけではありませんが、必要性を感じる選手は多いようです。
日本代表新世代のエースのひとり、オリンピックではエースナンバー「10番」を背負っていたこともある堂安律選手。
現在はオランダのPSVアイントフォーヘンでプレーしています。2017年から海外でプレーしているので、海外でのインタービューの対応にも慣れた様子です。
日本語は関西弁な堂安選手、英語ペラペラですね!
堂安選手がプレーしているオランダは、公用語は英語ではありませんが、ヨーロッパの中でも英語が喋れる人が多いということで知られています。
「ネイティブの英語!」とはいきませんが、ここまでスムーズに取材陣とのやりとりができているのであれば、日常生活やチームメイトや監督との意思疎通も円滑に行えるのではないでしょうか。
2021年からイギリス・プレミアリーグの名門チームアーセナルで活躍している冨安健洋選手。
23歳の若さで、既に日本代表には欠かせない存在。安定感のある守備が魅力の選手です。
20歳の頃から海外でプレーしているようで、今までにベルギー・イタリア・イギリスのチームに在籍していました。
発音もよく、発言も堂々としている富安選手の英語はとても流暢で、冗談を交えながらインタビューに答えている姿が印象的ですね。
取材の中では、「自分は、まだまだ英語力をあげなければならない。」と英語学習に前向きな姿も見られました。勉強熱心な富安選手です。
イギリス・プレミアチームの名門リバプールでプレーする南野拓実選手。流暢な英語でインタビューに答える姿が見られます。
インタビューの中では「自分は英語がそんなに得意じゃない」と謙虚な姿を見せていますが、スムーズな受け答えをする姿がとても印象的です。
癖のない綺麗な発音ですね!
世界トップクラスのチームで、常に厳しいポジション争いをしている南野選手。サッカーだけでなく語学への意識も一流ですね。
幼い頃からスペインの名門FCバルセロナの下部組織に所属し、現在はレアル・マドリードに籍を置く、日本サッカー界の至宝とも呼ばれる久保建英選手。
スペインでサッカーをしている姿が印象的なので、英語を話している姿はあまり見かけませんが、チームメイトと英語で談笑する姿も。
スペイン語・英語・日本語と3言語を操る久保選手、さすがですね。
久保選手の場合は、幼い頃から多用的な環境で育ったという部分で言語だけでなく、文化的にも意思疎通は難なくこなせているのではないでしょうか。
チームメイトと仲良く話している姿を見ると、言語の壁を忘れてしまいそうになりますね。
サッカー選手の英語力について、米大卒の私が思うことは、「手段」としての英語を習得している人が多いということです。
「英語が喋れるようになりたい!」と英語学習を始める学習者の多くは、「英語習得」が目的になってしまって、実際の「コミュニケーションで何かを伝える」という部分を見落としてしまいがちです。
「英語を喋ること」はあくまでも手段であり、目的ではないということは忘れてはいけません。
多くのサッカー選手の英語は、完璧ではないにしろコミュニケーションの目的を果たすには十分なレベルであることが多いでしょう。
文法や発音の間違いなどに敏感になりすぎず、自分を表現するということに集中しているという人がとても多いように思います。
サッカーがより上手くなるための手段に英語を習得しているんですね!
英語学習者の皆さんもぜひ、「なぜ英語を学ぶのか」という目的をもう一度考えてみてください。