英語を勉強している人の中には、英語学習を自分の生活に組み込みたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
その中でも英字新聞に手を出す人もいると思います。
近所のコンビニなどですぐに手に入る、値段が英語教材よりも安いといったメリットがあります。
しかし英字新聞を全部読むぞ!と力んでしまうと、すぐに挫折してしまいます。
英語勉強したくて英字新聞契約したんやけど、難易度高くて早速心折れそう
— M Λ N Λ™ (@ManaDesigns)October 16, 2018
そもそも英字新聞の記事は、日本に住んでいる外国人向けに作られているものが多いです。
といった理由から、初心者にはあまりおすすめできない勉強法です。
英文記事で出てくる単語には、英検1級レベルのものもたくさんあるんですよ。
かなこ
でも記事の構造を理解すれば、
ハードルを低くすることができますよ!
私はアメリカの大学で、少しだけジャーナリズムを勉強していました。
ジャーナリズムの授業では、新聞の構造を分析しながら実際に記事を書くこともありました。
授業の外では、大学新聞を書いたこともあります。
そんな私が今回は、「新聞記事の構造」という観点から英字新聞を読むコツをお伝えします!
このページの目次
新聞記事は、重要度の大きい情報をまず書いて、それに補足情報がつづくという構造が多いです。
読者は最初の数文を読むだけで、記事で重要な内容をざっくりと把握することができます。
この構造は「Inverted Pyramid (=逆さまなピラミッド)」と呼ばれています。
[図]
重要度が大きい情報→小さい情報の順で書くため、上の図のように、逆三角形で表されます。
新聞記事は3つのパートで構成されます。
1つずつ見ていきましょう。
新聞記事はまず、「リード文」で始まります。
その記事の中で、1番重要な情報がコンパクトに要約されています。
最初の1、2段落目を指します。
リード文には、取り上げられた出来事の
といった要素が一気に含まれています。
リード文は30語くらいの文章でまとめられていることが多いです。
リード文のあとは、リード文を詳しく説明する段落がつづきます。
などを含むことが多いです。
ここも重要度が高い情報から優先的に書かれています。
そのため最後は重要度の低い補足情報で終わることが多いです。
英字新聞を読むことは敷居が高くなりがちです。
「毎日、英字新聞を1部読むぞ!」と意気込んでいると挫折してしまうことが多いです。
かなこ
毎日つづけることが大切なので、
まずはハードルを低くすることが大切です。
ここからは英字新聞の構造を踏まえたうえで、英字新聞を読むコツを見ていきましょう。
英語初心者のみなさんはまず、記事の1段落目だけ読んでみましょう。
ここを読むだけで、記事で書かれている出来事はざっくり分かります。
分からない単語は辞書で調べるようにしましょう。
かなこ
難易度がグッと下がるのでおすすめです!
リード文を読んで理解できたら、次の段落を読んでみましょう。
ここからは、なるべく辞書を使わずにささっと読むのがおすすめです。
リード文で記事の内容はざっくりと理解できているからです。
途中で分からない単語が出てきても、まずは単語を推測してみましょう。
それでもわからない場合は、とりあえず下線だけ引いておいて、最後にまとめて調べましょう。
このように、毎日少しでも英文を読む習慣をつけましょう。
これだけでもリーディングに慣れることができます。
英語を勉強するぞ!と力んでしまうと、なかなかつづけにくいです。
そのためまずはハードルの低いものを、毎日つづけることから始めるとよいですよ!
しばらく読みつづけてもわからない…
そんな場合は、途中でやめても大丈夫です。
そもそも新聞記事は、読者が短時間で要点をさっと理解できるような構造でできています。
そのため途中で読むのをやめても、大まかな内容を理解することが可能です。
無理してイヤイヤ記事を全部読むくらいだったら、毎日数段落だけ読みつづけるほうが断然マシです。
かなこ
最後におさらいをしましょう!
今回は記事の構造の観点から、英字新聞を読むコツをお伝えしました。
英字新聞を読むのは敷居が高いなぁ…と思う人も多いと思います。
この記事で、少しでもハードルが低くなれば幸いです。