【留学経験】1年以下の留学は無意味?英語習得までに必要な期間は?

記事更新日: 2021/08/17

ライター: SEICA

英語勉強中の人

英語の勉強を始めたけど、どのくらいで話せるようになるのかな…?留学するならどのくらいの期間がいいのかな?

そんな疑問に答えます。

 

結論から言います…

SEICA

英語習得のために必要な学習期間は3年以上です。

もちろん、個人差があるので一概に「どのくらいの期間でどれだけ成長する」とは定義できませんが、みなさんに少しでも英語習得までの道のりをイメージしてもらうために私が英語習得するまでの道のりをまとめました。

この記事の内容
  • 英語学習に必要な期間は3年以上
  • 簡単な意思疎通なら半年でもok
  • 不自由なく英語を使いこなすには1年
  • 母国語と変わらないレベルで使いこなすには4~5年

この記事を書いている私は、大学時代4年間アメリカに留学していました。

渡米した当時は英語力ゼロ、そこから猛勉強してアメリカの大学を卒業しています。

この記事を書いた人
SEICA
  • アメリカの大学を卒業
  • 英語力ゼロで渡米
  • 猛勉強の末、アメリカの大学を卒業
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

英語習得に必要な期間は?ベストな留学期間とは?

まず前提として、英語習得の道のりはかなり長いです。

そして、これこそが英語学習を始めても途中で挫折してしまう人が非常に多い理由でしょう。

SEICA

私の場合は、英語習得まで3年半ほどかかりました。

とはいえ、何を持って「英語習得」と定義づけるかによって、学習期間は全く変わってきます。

SEICA

巷では「3,000時間の学習が必要」なんて言われてますが…正直、それってどのくらい?って感じです…

今回は、みなさんにわかりやすいように、私がアメリカに留学していたときの経験をもとに、英語習得までの道のりをまとめていきます。

 
前提
  • アメリカに留学して朝から晩まで英語漬けにした場合
  • どのくらいの期間でどのくらいのレベルまで上達できるのか

英語習得までに必要な期間と道のり

まず、前提として、私が渡米するまでの英語力ですが、ほぼ皆無でした。

留学するまでに学習した内容は、

・中高の英語の授業
・テスト対策の学習塾+自習
・英検受験(2級面接で不合格)
・渡米直前に英会話スクール(3ヶ月)

中学生の時は割と真面目に授業を受けるタイプでしたが、高校入ってからはほとんど不登校なので、授業を受けた時間もそれなり…。週一回の学習塾が一番勉強してたくらいです…。

SEICA

留学前の1年間はそれなりに勉強していましたが、ほとんど文法やリーディング。リスニングやスピーキングは全く手をつけていませんでした…。

アメリカ到着:レベル0「覚えたはずの単語が全く聞き取れない…」

アメリカ到着後、誰に何を言われてもほとんど聞き取れない…

SEICA

半分くらい雰囲気で会話してました…。

ホームステイ先や学校でも、自分がした質問に相手がくれる答えが「YESなのかNOなのか」を理解するのが精一杯。

しかも質問は、頭の中で文法考えつつ、単語並び替えて、必死に組み立ててしゃべるので5秒ほどのタイムラグあり…

SEICA

唐突に質問されても全く聞き取れないので、必ず3回くらいは聞き返してました…。

本当に絶望を感じるほどの英語力のなさに、アメリカに行ったことを軽く後悔しました…(笑)

この時期の学習時間
起きている時間全て。
・英語学校1日6時間
・宿題1日1〜2時間
・ホストファミリーとの会話

とにかく上達したかったので、日本語は一切使わないように心がけました。

SEICA

英語学校でも日本人とはあまりつるまないようにしていました。

ラッキーなことにホームステイ先にはとても恵まれて、小学生と中学生の男の子がいる家に住んでいたので、勉強していない時間はずっと2人と遊んでいました。

英語学校でも、ちょっとレベルが高すぎて聞き取れなくても他の国の人たちとランチを食べるようにしたり、日本の友達や家族にLINEを返すのも最低限に、電話もほとんどしませんでした。

SEICA

めちゃくちゃ極端ですが、とにかく英語に慣れようと必死でした。

英語学校時代:レベル1「旅行などでのちょっとした会話なら◎」

アメリカに到着して4ヶ月ほど過ぎた頃、ようやく「自分主体の会話であれば成り立たせられる」というレベルまできました。

どんな感じかというと、

・留学生同士のゆっくりとした雑談ができる
・ネイティブの言っていることは、自分に関する質問なら理解できる
・自分の知っている話題であれば、ネイティブの会話も半分くらい聞き取れる

SEICA

海外旅行などで現地の人とちょっとした会話がしたい!

日本にいる外国人とバーで話してみたい!

 

というような人は、このくらいの英語力があれば満足できそうです。

英語学校の友達や、ホストブラザーとは楽しくコミュニケーションが取れるようになったのが、この時期です。

しかし、自分と同じ英語レベルの人との会話か、自分のペースに合わせて話してくれる人との会話しか理解できなかったイメージです…。

アメリカに来てから英語学校で学んだことが身につき出して、そんなに考えなくても単語や文法がスムーズに口から出てくるようになりました。

SEICA

この頃、カフェの隣の席の人が雑談しているのを眺めながら「この会話が聞き取れるようになる日が、いつか来るのだろうか…」と、途方に暮れたのを覚えています…。

この時期の学習時間
相変わらず、起きている時間全て。
・英語学校1日6時間
・宿題1日1〜2時間
・ホストファミリーとの会話
+NEW TOEFLの勉強1日2時間

レベル0の時とほとんど状況は変わらず、それに加えてTOEFLの勉強も。大学入学の基準が、英語学校の卒業かTOEFLの得点提出だったので勉強していました。

カレッジ1年目:レベル2「日本人の友達に”英語ペラペラ”だねと言われる」

アメリカに渡って8ヶ月ほど、自分の身の回りのことは自分でこなせるくらいの英語力がついてきます。

英語が喋れない日本人には「英語ペラペラだね!」って言われるくらいのレベルだと思います。

SEICA

ここまで来ると、「カフェの隣の席の人の雑談が聞こえるレベル」になります(笑)

シェアハウスの家賃交渉ができる
・携帯の契約ができる
・銀行口座を作れる
・学校のカウンセラーと取得単位についての相談ができる

ちょっと込み入った手続きなども、不安なく自分でできるレベルですね。

SEICA

私の場合は、カレッジ入学と同時にホームステイをやめたので、必要に迫られて色々な手続きができるようになったというのも一理あります(笑)

この時期の学習時間
英語以外の勉強もするようになり、「英語」自体の学習時間は減る。
・留学生向け英語授業
・カレッジの他教科の授業

カレッジでの授業と英語学校での授業の一番大きな違いは、「英語を学ぶ」と「英語で学ぶ」です。

カレッジは現地のネイティブの学生が大半なので、授業が進むスピードもかなり早いです。

SEICA

毎回の授業と授業ごとに出る大量のホームワークについて行くのが精一杯…。

正直、「英語力」の心配なんてしてる暇もない…(笑)でも、実際に通用する英語力がつき出したのは、カレッジで学び出してからだと思います!

カレッジ2年目:レベル3「日本語でできることは、だいたい英語でもできる」

アメリカに渡って3年目くらい、「日本語でできることは、だいたいなんでも英語でできるようになる」レベルです。

現地の人とも対等に話せるくらいの英語力がついてきます。

・友達やカスタマーサービスとガチの口喧嘩ができる
・政治や社会学などについてのディベートで自分の意見が言える
・インターンで任された仕事が問題なくこなせる

SEICA

この辺まで来ると、本当に「アメリカに住んでる」って感じの生活になります。

ただ、私がこの頃まだできなかったのが、ざわざわしたところで大勢が一気に喋り出すパーティーとか、「聞き取れるけど、話には入れない…。」って感じになります。

でも、弊害といえばそれぐらいなので、かなり満足できる英語力です。

この時期の学習時間
ネイティブも必修の「国語」としての「英語」を学ぶ。
・留学生向けの授業はゼロ
・カレッジの他教科の授業
・インターン先でのコミュニケーション

現地の学生と同じように生活できるようになります。言語の壁がなくなるので、友達ともかなり深い話ができるようになりますね。

SEICA

インターンの仕事も英語でできるし、友達とは恋バナもするし、愚痴も言うし、恋愛も全部英語、彼氏との喧嘩も英語って感じです。

この辺までくると、ある意味自分の英語力の限界を感じてくるので、「これ以上はあまりレベル変わらないんじゃないか?」って思えてきます。

大学卒業:レベル4「ついに大人数の若者のパーティでも会話ができるようになる!」

アメリカに渡ってから5年後くらいで、ついに(個人的に)最難関の「大勢でのパーティーの会話に入れるようになる!」のレベルに到達。

SEICA

今までは聞いてるだけだったけど、自分から話ふれた時は嬉しかったな〜

(人によってはこれは一番簡単っていう人もいるかもしれないけど、私はここが難関でした)

これまでは、少人数であれば会話に入れるという感じ。5人以上になってくるとだんだん会話のペースとかも上がるので、自分が会話に入る余裕はなくなる…って感じでした。

学習量とかは、レベル3からはほとんど変わりません。

SEICA

ここまでくると、日本に帰国してあまり英語使わなくなっても、「喋れなくなる」ということはなくなる気がします。

個人的には、大学卒業して、今はコロナ禍で海外旅行にも行かれなくなったので、ほとんど英語使いませんが、友達と久しぶりに会っても普通に会話できますね。

単語が出てくるスピードが遅くなってたりはするけど、雑談くらいなら問題ない感じです。

まとめ

この記事の内容
  • 英語学習に必要な期間は3年
  • 簡単な意思疎通なら半年でもok
  • 不自由なく英語を使いこなすには1年
  • 母国語と変わらないレベルで使いこなすには3~5年

日本で勉強する場合は、もう少し時間がかかるかもしれませんが、自分の目的に合わせて学習すれば効率が上がります!

SEICA

勉強法に迷ったときの裏技を紹介しているので是非チェックしてくださいね!

この記事を書いたライター

SEICA

  • アメリカの大学を卒業
  • 4年間アメリカに在住
  • 高校卒業後、全く英語が喋れない状態で渡米
  • TOEIC・TOEFL・英検受験経験あり
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

 

この記事に関連するラベル

ページトップへ