英語勉強中の人
英語の勉強を始めたけど、どのくらいで話せるようになるのかな…?留学するならどのくらいの期間がいいのかな?
そんな疑問に答えます。
結論から言います…
SEICA
英語習得のために必要な学習期間は3年以上です。
もちろん、個人差があるので一概に「どのくらいの期間でどれだけ成長する」とは定義できませんが、みなさんに少しでも英語習得までの道のりをイメージしてもらうために私が英語習得するまでの道のりをまとめました。
この記事を書いている私は、大学時代4年間アメリカに留学していました。
渡米した当時は英語力ゼロ、そこから猛勉強してアメリカの大学を卒業しています。
このページの目次
まず前提として、英語習得の道のりはかなり長いです。
そして、これこそが英語学習を始めても途中で挫折してしまう人が非常に多い理由でしょう。
SEICA
私の場合は、英語習得まで3年半ほどかかりました。
とはいえ、何を持って「英語習得」と定義づけるかによって、学習期間は全く変わってきます。
SEICA
巷では「3,000時間の学習が必要」なんて言われてますが…正直、それってどのくらい?って感じです…
今回は、みなさんにわかりやすいように、私がアメリカに留学していたときの経験をもとに、英語習得までの道のりをまとめていきます。
まず、前提として、私が渡米するまでの英語力ですが、ほぼ皆無でした。
留学するまでに学習した内容は、
・中高の英語の授業
・テスト対策の学習塾+自習
・英検受験(2級面接で不合格)
・渡米直前に英会話スクール(3ヶ月)
中学生の時は割と真面目に授業を受けるタイプでしたが、高校入ってからはほとんど不登校なので、授業を受けた時間もそれなり…。週一回の学習塾が一番勉強してたくらいです…。
SEICA
留学前の1年間はそれなりに勉強していましたが、ほとんど文法やリーディング。リスニングやスピーキングは全く手をつけていませんでした…。
アメリカ到着後、誰に何を言われてもほとんど聞き取れない…
SEICA
半分くらい雰囲気で会話してました…。
ホームステイ先や学校でも、自分がした質問に相手がくれる答えが「YESなのかNOなのか」を理解するのが精一杯。
しかも質問は、頭の中で文法考えつつ、単語並び替えて、必死に組み立ててしゃべるので5秒ほどのタイムラグあり…
SEICA
唐突に質問されても全く聞き取れないので、必ず3回くらいは聞き返してました…。
本当に絶望を感じるほどの英語力のなさに、アメリカに行ったことを軽く後悔しました…(笑)
とにかく上達したかったので、日本語は一切使わないように心がけました。
SEICA
英語学校でも日本人とはあまりつるまないようにしていました。
ラッキーなことにホームステイ先にはとても恵まれて、小学生と中学生の男の子がいる家に住んでいたので、勉強していない時間はずっと2人と遊んでいました。
英語学校でも、ちょっとレベルが高すぎて聞き取れなくても他の国の人たちとランチを食べるようにしたり、日本の友達や家族にLINEを返すのも最低限に、電話もほとんどしませんでした。
SEICA
めちゃくちゃ極端ですが、とにかく英語に慣れようと必死でした。
アメリカに到着して4ヶ月ほど過ぎた頃、ようやく「自分主体の会話であれば成り立たせられる」というレベルまできました。
どんな感じかというと、
・留学生同士のゆっくりとした雑談ができる
・ネイティブの言っていることは、自分に関する質問なら理解できる
・自分の知っている話題であれば、ネイティブの会話も半分くらい聞き取れる
SEICA
海外旅行などで現地の人とちょっとした会話がしたい!
日本にいる外国人とバーで話してみたい!
というような人は、このくらいの英語力があれば満足できそうです。
英語学校の友達や、ホストブラザーとは楽しくコミュニケーションが取れるようになったのが、この時期です。
しかし、自分と同じ英語レベルの人との会話か、自分のペースに合わせて話してくれる人との会話しか理解できなかったイメージです…。
アメリカに来てから英語学校で学んだことが身につき出して、そんなに考えなくても単語や文法がスムーズに口から出てくるようになりました。
SEICA
この頃、カフェの隣の席の人が雑談しているのを眺めながら「この会話が聞き取れるようになる日が、いつか来るのだろうか…」と、途方に暮れたのを覚えています…。
レベル0の時とほとんど状況は変わらず、それに加えてTOEFLの勉強も。大学入学の基準が、英語学校の卒業かTOEFLの得点提出だったので勉強していました。
アメリカに渡って8ヶ月ほど、自分の身の回りのことは自分でこなせるくらいの英語力がついてきます。
英語が喋れない日本人には「英語ペラペラだね!」って言われるくらいのレベルだと思います。
SEICA
ここまで来ると、「カフェの隣の席の人の雑談が聞こえるレベル」になります(笑)
・シェアハウスの家賃交渉ができる
・携帯の契約ができる
・銀行口座を作れる
・学校のカウンセラーと取得単位についての相談ができる
ちょっと込み入った手続きなども、不安なく自分でできるレベルですね。
SEICA
私の場合は、カレッジ入学と同時にホームステイをやめたので、必要に迫られて色々な手続きができるようになったというのも一理あります(笑)
カレッジでの授業と英語学校での授業の一番大きな違いは、「英語を学ぶ」と「英語で学ぶ」です。
カレッジは現地のネイティブの学生が大半なので、授業が進むスピードもかなり早いです。
SEICA
毎回の授業と授業ごとに出る大量のホームワークについて行くのが精一杯…。
正直、「英語力」の心配なんてしてる暇もない…(笑)でも、実際に通用する英語力がつき出したのは、カレッジで学び出してからだと思います!
アメリカに渡って3年目くらい、「日本語でできることは、だいたいなんでも英語でできるようになる」レベルです。
現地の人とも対等に話せるくらいの英語力がついてきます。
・友達やカスタマーサービスとガチの口喧嘩ができる
・政治や社会学などについてのディベートで自分の意見が言える
・インターンで任された仕事が問題なくこなせる
SEICA
この辺まで来ると、本当に「アメリカに住んでる」って感じの生活になります。
ただ、私がこの頃まだできなかったのが、ざわざわしたところで大勢が一気に喋り出すパーティーとか、「聞き取れるけど、話には入れない…。」って感じになります。
でも、弊害といえばそれぐらいなので、かなり満足できる英語力です。
現地の学生と同じように生活できるようになります。言語の壁がなくなるので、友達ともかなり深い話ができるようになりますね。
SEICA
インターンの仕事も英語でできるし、友達とは恋バナもするし、愚痴も言うし、恋愛も全部英語、彼氏との喧嘩も英語って感じです。
この辺までくると、ある意味自分の英語力の限界を感じてくるので、「これ以上はあまりレベル変わらないんじゃないか?」って思えてきます。
アメリカに渡ってから5年後くらいで、ついに(個人的に)最難関の「大勢でのパーティーの会話に入れるようになる!」のレベルに到達。
SEICA
今までは聞いてるだけだったけど、自分から話ふれた時は嬉しかったな〜
(人によってはこれは一番簡単っていう人もいるかもしれないけど、私はここが難関でした)
これまでは、少人数であれば会話に入れるという感じ。5人以上になってくるとだんだん会話のペースとかも上がるので、自分が会話に入る余裕はなくなる…って感じでした。
学習量とかは、レベル3からはほとんど変わりません。
SEICA
ここまでくると、日本に帰国してあまり英語使わなくなっても、「喋れなくなる」ということはなくなる気がします。
個人的には、大学卒業して、今はコロナ禍で海外旅行にも行かれなくなったので、ほとんど英語使いませんが、友達と久しぶりに会っても普通に会話できますね。
単語が出てくるスピードが遅くなってたりはするけど、雑談くらいなら問題ない感じです。
日本で勉強する場合は、もう少し時間がかかるかもしれませんが、自分の目的に合わせて学習すれば効率が上がります!
SEICA
勉強法に迷ったときの裏技を紹介しているので是非チェックしてくださいね!