留学検討中の人
海外に行ったら性格も変わりそうだし、英語も喋れるようになったら、私も人生変わるのかな?
結論からお話しします…
SEICA
海外留学をしても”あなたの人生は変わりません”
とはいえ、私も皆さんと同じで「海外留学を通して人生を変えたい!」と日本を飛び出した人間の一人。
実際に行ってみて、本当にたくさんのことを学んだので海外留学自体を否定するつもりはありません。
この記事を書いている私は、大学時代に4年間アメリカに在住、アメリカの大学を卒業しました。
今回は、「海外留学で人生を変えたいと思っているあなたの人生がなぜ変わらないのか…」
私の実体験も踏まえて、海外留学の心得をお伝えできたらと思います。
このページの目次
いきなり厳しいことを言います。
残念ですが、「海外留学行ってワンチャン人生変えてやるべ〜」って思っているあなたの人生は99%変わりません。
SEICA
留学に行ったくらいで人生が変わるほど、世の中は甘くないです。
私も留学経験者なので、そう考えるみなさんの気持ちもわかります。
しかし、一発逆転のために海外留学の切り札を切ろうとしていた皆さん、他の方法を探した方が得策です。
最近では、交換留学やワーキングホリデーなど様々な方法で海外留学ができるようになりましたよね。
SEICA
でもその人たちって人生変わってますかね?
…ほとんど変わっていないと思います。
むしろ彼らの人生が変わったと思っているなら、思い直した方がいいです。(すみません)
4年間アメリカに住んでいた私に言わせれば、半年〜1年の留学なんて旅行の延長です。その程度、海外に住んだくらいじゃ人生は変わりません。
でも、留学に行って千載一遇のチャンスを手にしてきたり、垢抜けて帰ってくる人が稀にいますよね。
彼らと、大半の”なんも変わんなかった人たち”は一体何が違うんでしょうか。
その秘密は…
SEICA
”他責思考”にあります。
「海外行って人生変えたい!」と思っている皆さんに聞きたいのですが、「海外に行って人生変わるかも?!」って思っている理由はなんですか?
「日本は未来が暗いから?」
「日本の教育はダメだから?」
「日本人は消極的でダメだから?」
「日本はグローバル化が進んでないから?」
…日本を離れれば、新しいことに挑戦できそうですか?
SEICA
異国の地は、間違いなく日本よりも厳しい環境です。今の環境で挑戦できない人は、海外でなんて絶対挑戦できないので、早めに諦めた方がいいです。
「日本にいるからできないんだ。→海外に行こう!」と言う思考は早めに捨てたほうがいいです。
あなたが今まで変われなかったのは、別に日本のせいではありませんよ。
SEICA
あなたが変われないのは、あなた自身が変わろうとしないからです。
海外に出ればすぐにわかりますが、言語や文化の壁がある分、日本で挑戦するより海外で挑戦するほうが何倍も辛いです。
今の環境で変われない自分を、自分自身ではなかなか認められないかもしれませんが、それもあなたが変われない原因の1つ。
まずは”他責思考”を捨てましょう。環境を変える前に、自分自身が変わる覚悟をするのが先決です。
ここまで読んでもまだ「海外行って人生変えるんや!」って思っている皆さんに、更なる残念なお知らせです。
SEICA
海外留学には想像を絶する過酷な現実が待ち受けています。
海外留学を決める前に知っていたほうがいいともうので、私の実体験も交えつつご紹介しますね。
※ ちなみにここでの海外留学の定義は「1年以上同じ国に滞在する」とします。
留学に行った人と話していると、ほとんどの人が口にするのがこれ。「海外に出て、初めて日本の良さに気づいた。」
私も、もちろん例外ではなく、アメリカに行って1年くらいして実感しました。
SEICA
料理も美味しい、街は綺麗、公共交通機関は時間通り、忘れ物は見つかる、街中で銃で打たれる危険もほとんどない、規則正しいルールがある…
こんなに住みやすい国なかなかないんです。
アメリカに行けば、
公共交通機関の時間は適当だし、
カスタマーサービスの対応は適当、
携帯を置き忘れたら99%返ってこない、
銃声が聞こえてくるのは日常茶飯事…(実談)
「海外に行けば自分も変われるはず!」と言う”他責思考”で海外行くと、慣れない環境で躓いた時に「やっぱり自分は日本の方が合ってるかも…」と、挫折すると思います。
私の周りでも、同じ時期に渡米した日本人で、予定よりも早く帰国して行った人が何人もいました。
SEICA
渡航前は、キラキラして見える海外生活も、現実は過酷…
言語も文化も分からないところで生活するのは毎日が戦いです…。
「英語が話せたら人生イージーモードだろうなあ」という、幻想を抱いている皆さんにお知らせです。
SEICA
英語が話せる世界は、今よりもっとハードです。
これは、英語を習得して世界の人と同じ土俵に立つと目の当たりにしますが、「英語が喋れることなんてなんの強みにもならない」という現実。アメリカはもちろん、ヨーロッパの人たちは、当たり前のように英語を使いこなせます。
ご存知の方も多いと思いますが、海外の企業で就職やインターンなどの狭き門を争うときは「“母国語と英語以外”に話せる言語はなんですか?」と聞かれます。
SEICA
日本では、今でも英語が喋れるというと少し重宝されたりしますが、海外では全く特別なことではないという厳しい現実…
母国である日本でも自分を変えられない人たちに、この過酷な環境で戦う覚悟があるでしょうか…。
ここまでボロクソに書きましたが、まだ読んでくださってる心のお強い皆さんは、私が何を言っても海外留学に行くことでしょう…(笑)
SEICA
私も親の猛反対を押し切って海外留学を実現させました…!
私自身、4年間のアメリカ留学を通して自分の成長を実感しているので、みなさんのことも応援しています!(ここまで厳しいことばかり書いてすみません)
SEICA
自分の人生を変えるためには、まずは自分自身が変わる必要があります。
海外留学に行くにあたって、私が心がけたこと、自分の成長に繋がったと感じることをいくつか紹介します。
「留学に行ったらやろう!」ではなく、これを読んだ後すぐにでも実践してもらえたら嬉しいです。
SEICA
今できないことは、海外に行ってもできませんからね!がんばりましょう!
海外に行けば、日本では信じられないことがその国の常識だったりします。
その国以外にも、各国からの留学生や移民の人と接する機会も増えますから、びっくりするような文化を目の当たりにします。
そんな時に大切なのが、
SEICA
絶対に否定しない…!
正直、日本人には受け入れ難いような文化や習慣の人たちにも出会います。
そんな時に、その文化を受け入れられるかどうかが成長の鍵なんです。
「受け入れる」と言うのは、「好きになれ」と言うことではありません。「好き」になれなくても、そういう文化があることを認めることで、自分の教養が増えるんです。
SEICA
留学に来ている日本人でも、他の国の人のことを否定する人ってたまにいるんですよ…そういう人って、なかなか異文化を持つ人とは馴染めなくて、いつも日本人とつるんでいたイメージ。
否定することで、自分の成長機会が減るのを忘れてはいけません!海外で成長するには、オープンマインドでいることが大切です!
「留学で成長しない人あるある」だと思うんですが、
SEICA
留学先で日本人とばかりつるむのは絶対NGです。
英語が喋れない環境で、異国の人たちと友達になるのは最初は不安ですが、それを乗り越えずして成長はありません。
日本人同士でつるんでしまうと、英語が成長しないだけでなく、他の国の人たちが近寄りづらい空気になってしまうので、異国の人たちと接する機会を逃してしまうんです。
SEICA
英語学校でも大学でも、必ず日本人コミュニティーはあるはずなので、自分で意識して他のコミュニティーと関わりを持つようにしましょう。
もちろん、「日本人のコミュニティーと関係を持つな」というわけではなく、四六時中日本人といることのないようにしましょう。
SEICA
困ったことがあったら、母国語で助けてもらえたりもするので、日本人の友達も大切にしましょう!
海外留学は、みなさんが想像するよりも、かなり過酷です。
私が18歳で渡米した時は、半年〜1年くらいは、新しいことばかりの毎日で、あっという間に過ぎていきました。
SEICA
そこまでは、旅行の延長って感じです。
1年過ぎたくらいから、
渡米前には知らなかったアメリカの現実を目の当たりにしたり、
現地の人との差を感じだしたり、
異文化に馴染めていない自分を自覚し出したり、
…人生で一番自分自身と向き合った時期だったと思います。
SEICA
その時期は、英語力も伸び悩み、大学卒業がいつになるのかも分からず、帰国したいと親に泣きながら電話したこともありました。
その時期を乗り越えたからこそ、今思うのは、あの時帰国していたら何も得ていなかったと思います。
「NO PAIN, NO GAIN.」という言葉の通り、痛みなくして得るものはないのだと思います。
辛くて逃げ出したくなることもあると思いますが、皆さんも負けないで海外で成長してきてください!
かなり辛口になりましたが(笑)みなさんが海外留学を検討するのに少しでも参考になれば嬉しいです!
SEICA
「人生を変える」のではなく、「自分を変える」という気持ちで!
海外留学へ行って成長を実感できる仲間が増えることを祈っています。
他にも、初心者にもわかりやすい英語の勉強法などの記事も書いているので、ぜひ読んで行ってくださいね。