「日本酒のソムリエ」とも呼ばれる唎酒師。
資格なので、当然ながら試験を突破する必要があります。(試験なしの課題提出で資格取得できるコースもあります。)
ただ、実際に唎酒師でどんな試験が出されるのか、イメージ付く人は少ないのではないでしょうか?
日本酒ファン
ソムリエと言われるくらいだから、テイスティングで銘柄を当てたりとかするの??
しゅん
確かにテイスティングはありますが、銘柄を当てるという試験ではありません!
しゅん
酒好きライターである私が実際に唎酒師取得のために試験を受けてきたので、試験攻略法も含めてこの記事で全部お話しします!
このページの目次
いどゆう
とある土曜日の12時30分~16時30分まで4時間、唎酒師の試験を実際に受けてきました!
☟試験会場の様子。人数は30人ほどで、女性の方が多かったのが印象的でした。
しゅん
試験は1次試験から4次試験までありますが、その内容を1つずつ確認していきましょう!
しゅん
上記4つの試験を1日でこなします!
1次試験から4次試験まで全てで7割以上の得点を取れれば合格です!
試験内容を見ると本格的に見えますが、実際の難易度はどうなのでしょうか?
しゅん
次の章から実際に受けた私の感想をお伝えします!
ここからは1次~4次試験までより詳しく解説していきます!
しゅん
問題用紙も回収されてしまったのでお見せできない非常に残念ですが。
1次試験はワインやビールも含めたお酒全般や、接客など日本酒以外に関することが中心です!
しゅん
チーズやシガーなど、お酒以外の出題もあります!
それほど難しい内容は出ませんが、日本酒以外の内容も目を通す必要があります。
しゅん
そして出題形式は、選択式がほとんどです!
記述式も一部ありますが、書かせる量はそれほど多くありません。
時間ですが、50分は十分すぎるというくらい余裕があります!
ここからは、いよいよ日本酒についての本格的な出題です。
2次試験では、日本酒の原料・製法・歴史など、日本酒に関する専門的な知識が問われます。
しゅん
1次試験よりは記述式が増え、書く分量も多くなります。
その分、1次試験よりは時間の余裕はなくなります。
ちなみに講義の時に先生が「ポイント」と教えてくれたところが試験で結構出ます!
しゅん
製法は特有の専門用語が沢山出てくるので、しっかり語彙の意味を頭に入れる必要があります。
しゅん
また製法それぞれの工程には意味があるので、それをおさえることも大事ですね!
3次試験はテイスティングです。
3種類のお酒(1種類は劣化したお酒)を飲んで、見た目・香り・味わいについて記述するスタイルです。
しゅん
ワインのソムリエのように、産地や年代を当てるものではないのでご安心ください!
しゅん
日本酒の見た目・香り・味わいを記述した後、4分類(※下記ポイント参照)のどれに該当するかを選択します。
課題酒は特徴がはっきりしており、そこまで難しくはありません。
しゅん
4タイプそれぞれの解答法があるので、まずはその基本をおさえましょう!
しゅん
注意点はこの後4次試験もあるので、飲みすぎて酔っぱらわないように、という点でしょうか。
飲んでもいいですが、コップに吐き出すこともできるので、吐き出す方がおススメです。
4次試験はセールスプロモーションについて出題されます。
飲食店の人(もしくは酒類販売者)の立場で、お客様にどんなお酒を提案するか、という出題です。
しゅん
ターゲット層も自分で決めて記述します。
お酒だけではなく、それに合う料理や酒器、それ以外の効果的な演出も記述する必要があり、セールスの総合力が問われます。
しゅん
4次試験は自由度が非常に高いので、”難しい”というよりは”答えが分かりにくい”という方が合っていますね。
しゅん
ただ料理も酒器も王道の合わせ方があるので、まずは王道を理解することが大事です!
また、ワークブックに練習用フォーマットが沢山あるので、自宅学習で沢山書いて慣れておくこともポイントですね!
唎酒師の試験内容について詳しく見てきましたが、唎酒師には再試験の制度もあります!
しゅん
そのため、難易度は決して高くなく、非公式ながら70~80%程度の合格率と言われています!
しゅん
むしろ、知識を得ることを楽しむ意気込みで勉強すると頭に入りやすいですし、日本酒もより好きになると思います!