受験生が12月にやるべきこと、やるべきでないこと完全版!~京大卒が語る!~

記事更新日: 2021/11/24

ライター: こーへー

こーへー

12月になると受験勉強もいよいよ佳境ですね。

大学入試共通テストまで1か月、私大入試まで1か月半、国公立入試まで2か月とまさに直前期です。
受験が近づくとともに、色々と焦り迷いも出てくることでしょう。

こーへー

12月は何をすればいいのか、そして何をすべきでないのか、私の京大受験の経験をもとに解説します。

▼この記事を読んで分かること

・12月はどんな勉強をすべきか~共通テストとスピード重視!~
・12月、勉強以外で気を付けるべき点とは?
・この時期やってはいけないことまとめ

プロフィール
こーへー
京都大学文学部卒
・京大には現役時0.8点差で落ち、浪人の末、第一志望合格を果たす!
・浪人生活の中では、センター試験3日前に熱で倒れるという経験も・・・
・LIFENOTEでは「受験」を担当

12月にやるべきこと〈勉強編〉

こーへー

12月に意識すべきは、ずばり問題を解く”スピード”です。

共通テスト対策を受ける受けないに関わらず、スピードは受験における最重要項目。
ポイントとしては以下の3つでしょう。

① 最優先は共通テスト対策!(受ける人に限る)
② 解く時間を徹底的に意識した勉強法を!
③ 大学別対策は2の次で問題ナシ!

こーへー

具体的に解説していきます。

最重要事項=共通テスト対策!

12月の勉強の中心は、共通テスト対策です。

こーへー

浪人生で共通テストに慣れている方も12月は共通テスト対策に特化すべきです。

共通テストはやはりスピードが重要なテスト。
センター試験から共通テストになりましたが、問題数に比して試験時間が短いのは変わりません。
さらに、センター試験は基礎知識重視でしたが、共通テストは思考力をより問うようになったため、内容は難しくなったとも言えます。

こーへー

共通テストはそれに特化した対策が必要です。12月はこの対策が勉強の中心になりますね。

大学別対策はほどほどに

そうはいっても、2次試験対策もしていないと不安に思う方もいますよね。

こーへー

国公立入試は、共通テストから1か月以上先です。
そのため、12月は共通テスト対策に特化しても十分間に合います

こーへー

しかし、あまりにも2次対策が不安だという方は、そちらにも少し時間を割くべきでしょう。

それでも「共通テスト対策:2次対策=8:2」くらいで進めるべきでしょう。

こーへー

2次試験の配点がいかに大きくとも、共通テストで出遅れたら逆転はしんどいです。
大学別の対策はほどほどにして、共通テスト対策に専念しましょう。

解く時間にこだわった勉強をする

こーへー

共通テストでなくとも、試験は時間との戦い。
12月以降は、時間を決めて問題を解くクセをつけましょう。

12月という受験直前期にして、ダラダラと問題を解く習慣のままだと、本番のスピードに太刀打ちできません。

普段の問題演習から、「1問何分で解くか」を意識していきましょう。
そして時間が来たら潔くペンを置く!

こーへー

最初は解ききれなくても問題ありません。
制限時間付きという緊張感をもって解く訓練をしましょう。

勉強のペースを保つ

こーへー

この時期は、「次は何の勉強をしようか」と迷うことすらもったいないです。

こーへー

「この時間はこの教科を勉強する!」と完全に決めてしまうのがいいです。

理想としては、「この時間にこの勉強をしていないと気持ち悪い!」というレベルまで習慣化してしまうことです。

12月に気を付けるべきこと〈生活編〉

こーへー

ここからは生活編です。
これまで以上に生活習慣が大事になってきます。

体調管理・風邪対策を万全に!

この時期は風邪こそ最大の敵です。

こーへー

予防をしっかりするとともに、乾燥に気をつけましょう。

乾燥を防ぐために、勉強中や寝るときに加湿器を置くのが有効です。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すことも効果があります。

また、コロナで警戒感が薄れていますが、インフルエンザにも気を付ける必要があります。

こーへー

時間があれば、インフルエンザの予防接種も受けましょう。

試験会場の下見

こーへー

もし、時間的距離的な余裕があれば、試験会場を下見しておくことをお勧めします。

息抜きとモチベーションアップに繋がりますし、なにより本番当日道に迷うリスクを軽減できます。

こーへー

ちなみに、朝と昼、平日と休日では電車ダイヤが変わったり、交通量が全然違うこともあるので注意ですよ。

朝に慣れる生活

12月になると、学校が休みになって朝起きる習慣が無くなる人もいるでしょう。

こーへー

しかし、受験は朝から行われます。

こーへー

人間はDNA上、一定割合で夜型人間が存在するので、無理に朝方生活にする必要はないです。
ただ、「開始時間になっても頭がぼーっとする」ということがないよう、最低限朝に慣れておく必要があります。

12月にやってはいけないこと

ここからは、ついやりがちだけど絶対にやってはいけないことを解説します。

①睡眠を削って勉強する

この時期は焦りから、勉強時間を確保するために睡眠時間を削りたくなりますが、絶対にNGです!

こーへー

睡眠時間を1時間削るだけでパフォーマンスは何十%も低下します。
また、睡眠不足は、元に戻すのに1~2週間かかるとも言われています。

受験勉強は脳を酷使する勉強ですが、脳をリフレッシュする最も効果的な方法は睡眠です。

こーへー

直前期だからこそ、睡眠をしっかり確保することが大事です。

こーへー

もし、夜遅くまで勉強してしまって寝不足を感じたら、日中5~15分程度仮眠を取ってみましょう。
目を数分つむるだけでも脳がスッキリしますよ。

②人混みの多いところへ行く

12月はクリスマス、大晦日、イルミネーションなどとにかく色んなイベントが多いですね。

こーへー

人混みが多いと言うことはそれだけ感染リスクが高まることになります。

こーへー

コロナだけでなく、インフルエンザにも気をつけないといけない時期。
感染リスクは極力下げるべきです。

また、人混みへ出かけると単純に疲れて1日を棒に振ることにもなります。

この時期はまさに1日1日が勝負。

こーへー

イベントや人混みは避けましょう。

③新しい教材に手を出す

受験生は不安になると、ついつい新しい教科書に手を出してしまいがちですよね。
隣の芝は青く見える、ではないですが、新しい参考書はどこか魅力的に見えるものです。

こーへー

ですが、この時期に新しい教材に手を出しても効果は薄いです。

こーへー

この時期は使い込んできたテキストや過去問を何度もやるべきです。

「それだと問題を覚え込んでしまって意味ないのでは?」という意見もありそうですね。

こーへー

覚えるくらいでちょうどいいのです。

こーへー

私は現役・浪人と受験を2年続け、過去問は最低4周はしましたね。

特に過去問はこの時期の最良のテキスト!
何度も繰り返し、徹底的にやりましょう!

最後に~焦りはあって当然、それでもペースを乱さず~

こーへー

受験生が12月に注意すべきことをまとめました。

共通テスト対策やスピードを意識するなど、これまでと違う動きが必要でもありますが、そこまで気負う必要はありません。

こーへー

焦りも出てきて当然です。
焦りを無くすことではなく、焦りを感じる中でもペースを崩さず勉強できるかが重要です。

こーへー

12月は最後の勝負所。ここで気を抜いてはこれまでの努力が全て水の泡です。

こーへー

ここを乗り越えると、合格が見えてきます。

この記事を書いたライター

こーへー

>京都大学文学部出身。
>現役時は0.8点差で不合格→1浪の末合格!
>受験勉強の酸いも甘いも知り尽くす。
>塾講師の経験アリ→教育業界の裏側を知る
Twitterでも忖度ナシの情報発信中!

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