模試を受けて、一番気になるのが合否判定!
E判定を取ろうものなら、受験前にして既に落ちたかのような落ち込み方をする人もいます。
こーへー
かくいう私もそうでした・・・。
私は京大志望でしたが、忘れもしない、高3の11月の京大実践模試。
受験生2500人中2000位と散々たる結果をたたき出し、入試直前にも関わらずE判定を出してしまいました。
こーへー
模試が返ってきたときには、まあ諦めそうになりましたね。
こーへー
ですがここから這い上がり、合格まで0.8点という所まで迫ることができました!
逆転合格に手が届きかけていたのです。
E判定からの逆転合格は決して夢ではありません!
こーへー
ただし、相当に厳しい道のりであることも肝に銘じてください。
巷ではE判定からの合格体験記も沢山出ているので、「何となくいけそうかな?」という感覚に陥りがちです。
こーへー
しかし、当たり前ですが、合格者の大半はA・B判定を取った人で、E判定から合格を掴むのは圧倒的少数。
E判定からの合格劇の方が面白く、塾やブログでネタになるため、目立つだけです。
E判定は「ちょっと頑張ればいける」というレベルではなく、「死ぬ気でやって逆転できるかギリギリ」という水準です。
それを抑えたうえで、E判定からの逆転合格に向け、何が必要かを徹底解説します!
このページの目次
「模試E判定」と聞くと絶望的な気持ちになりそうですが、改めて定義を抑えておきましょう。
E判定・・・合格可能性20%以下(と定義される模試が多い。)
これだけ聞くと、やはり絶望的な気持ちになりそうですが、あまり深刻に考えなくてもいい部分もあります。
こーへー
その理由は以下の2点です。
理由① E判定を取る人は模試受験者の50~60%
理由② 模試によって判定の正確性がまちまち
こーへー
実は、模試でE判定を受ける人は全体の50~60%に当たります。
つまり模試の下位50%がE判定と考えて差支えありません!
模試にはさまざまな種類があります。そして受ける人数も多いものから少ないものまでさまざま。
そのため、模試の判定についても等しい正確性は期待できないということになります。
こーへー
比較的信ぴょう性が高いのは、河合塾全統共通テスト模試、駿台ベネッセ共通テスト模試、大学別の模試(東大オープン、京大実践模試など)でしょう。
こーへー
一方、信ぴょう性が低いのは、共通記述模試や受験者数の少ない模試です。
河合塾や駿台ベネッセの共通テスト模試は受験者数も多く、かなり共通テストに似せた構成なので判定も正確に行えます。
大学別模試も、多くの受験者が本番と重なるため、自分の立ち位置を正確に測れます。
逆に、共通記述模試や人数が少ない模試では、本番の傾向と違う点が多く、正確な判定かどうか微妙なところです。
こーへー
ですが、E判定をとった時期で捉え方と対策方法ががらっと変わります。
次章からはそれを見ていきます。
同じE判定でも、いつ取ったかでその後の対応方法がガラリと変わります。
当然ですが受験本番が近づくほど、事の重大さは増していきます。
こーへー
ここからは時期ごとの対策方法を考えていきましょう。
こーへー
結論から言うと、高1、高2時のE判定は、全く気にする必要はありません。
高1・高2時点では、高校のカリキュラムがまだ途中の状態です。
また、高3時に受ける模試ほど受験者が多くないため、合格判定の精度が高くないと言え、あまり参考にはなりません。
こーへー
逆にA判定を取って、安心して勉強しなくなる方が危険ですね。
こーへー
ただし、E判定を取ったという多少の危機感は持った方がいいでしょう。
この時期から受験勉強を本気でやらなくてもいいですが、意識するだけで日常の動きが変わるはずです。
こーへー
この時点でE判定でも、まだ志望校を変える判断は拙速です。
特に高3生が本格的に受験勉強をやるのは部活を引退した夏以降。
そうなると、学力が伸びてくるのは秋以降なので、まだまだネガティブに捉える必要はありません。
こーへー
そうは言っても道のりが険しいことは自覚する必要があります。
志望校との学力差がどのくらいあるか、徹底的に分析して弱点をつぶす必要があります。
まだまだ伸びしろがあるとはいえ、合格まで厳しいことには変わりありません。
これまでと同じように勉強をしても同じ結果が返ってくるだけなので、やり方や時間の使い方を見直す必要があります。
こーへー
この時期にE判定を出してしまったら正直、志望校の変更も視野に入れるべきです。
こーへー
ですが、私もこの時期のE判定を出しましたが、そこから合格まであと1歩のライン(0.8点差)まで上げることができました。
一般的には、夏にしっかり勉強して、その伸びを秋の模試で体感することが多いです。
しかし、人によっては伸びを感じるのは冬になったり、共通テストよりも後に来たり、とかなり個人差があります。
※私はセンター試験後に学力の急激な伸びがありました。
なので、秋冬の模試でE判定が出ても、合格は不可能ではないと思っています!
こーへー
ただし、相当ないばらの道です。上位の人も勉強するので、その倍以上勉強する、くらいの覚悟と継続力が必要です。
こーへー
まずは返ってきた模試を徹底的に見返しましょう。
模試を徹底的に復習して、もう1回やったら満点を取れるくらいになるまでにやりこみましょう!
2~3日経ってからもう一度、その模試を解きなおすのも有効な手法です!
こーへー
模試の復習が完璧に終わったら、次は弱点の克服です。
夏までであれば、じっくり基礎から振り返り時間をかけて復習できましたが、この時期はそう悠長にもしていられません。
「数学の微分が苦手」「中世ヨーロッパが苦手」など、ピンポイントの弱点は1日で苦手を克服するくらいの集中力で弱点を克服しましょう!
こーへー
E判定ということは弱点だらけでしょうから、「1日1単元苦手をつぶす」というのを繰り返します。
「長文を読むのが遅い」「語彙力が少ない」など一朝一夕で克服できないものは、その日から受験当日まで毎日触れ続けることが大事です!
こーへー
これらを爆速で毎日回していく覚悟と集中力、そしてやり切れる自信があるかです。
なければE判定からの逆転は厳しいでしょう。志望校変更も視野に入れましょう。
こーへー
志望校変更は決して悪いことではありません。
ただし、この時期は模試の結果が悪かった受験生が一斉に志望校を変更する大移動が発生するため、ランクを下げたから合格しやすくなるとは限らないので注意です。
最後に、たかだか模試でE判定を取ったところで、本番も失敗することが決まったわけではありません。
その意味では、あまり深く悩みすぎる必要はないですし、悩むくらいならその時間を勉強に当ててください!
しかし、確率的に見ると、E判定から大逆転で合格を勝ち取るのはやはり至難の業。
こーへー
私の場合、浪人時代は模試でずっとA判定で、2回目の京大受験時は危なげなく合格しました。
受験に「まさか」はつきものですが、徹底的に努力した人にのみ「まさか」は来るもの。
こーへー
現役時の私が、E判定からの逆転合格にぎりぎり届かなかった理由は、最後のところで徹底的に努力できなかったからです。
こーへー
E判定の悔しさをバネに変えて頑張ることができる人は強いです。
逆転合格に向け、あきらめずに頑張ってください!
京大生が浪人体験を生々しく語る!|浪人生活を甘く見るな!
>京都大学文学部出身。
>現役時は0.8点差で不合格→1浪の末合格!
>受験勉強の酸いも甘いも知り尽くす。
>塾講師の経験アリ→教育業界の裏側を知る
>Twitterでも忖度ナシの情報発信中!
・高3時の京大の合否判定はずっとE判定かD判定。→そこから合格最低点0.8点差まで迫る!
・1年浪人の末、京都大学文学部に合格!
・得意科目は世界史と数学