【米大卒が伝授】TOEICリーディング対策と勉強法

記事更新日: 2021/07/12

ライター: SEICA

はるっぺ

TOEICの勉強をしているんだけど、

なかなかリーディングの得点が上がらなくて…。

TOEICのリーディングパートは問題数も多く、

英語が得意な人でも、全問解き終わるのに苦戦する人がかなり多いです…。

しかし、心配には至りません!

SEICA

TOEICには解き方のコツがあるんです!

リーディングが苦手な人も、解答のコツをマスターすれば、

今よりも高得点を狙えるはずです!!

SEICA

米大卒の私が、在学中に実際に実践していたリーディング術も紹介していきます!

ぜひ皆さんのTOEIC学習に役立ててみてくださいね!

著者プロフィール
SEICA
  • アメリカの大学を卒業
  • 4年間アメリカに在住
  • 高校卒業後、全く英語が喋れない状態で渡米、米学士号を取得
  • TOEIC・TOEFL・英検受験経験あり
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

リーディング対策①出題形式を把握する

TOEICリーディング対策はまず問題形式を把握するところから始めます。

SEICA

TOEICテストは毎回同じ形式で出題されます!

それなら、対策しない手はありませんよね。

TOEICのリーディング問題はPart5〜Part7までの3セクションに分かれています!

まずは、それぞれのパートがどのような形式で出題されるのか紹介していきます。

Part5の出題形式

Part5の出題形式

 短文穴埋め問題

 下線部に当てはまる単語をA~Dの中から選択する。

 答え:D

SEICA

学校でもよく見る穴埋め問題です。

瞬発的な文法力や語彙力が求められます!

Part6の出題形式

Part6の出題形式

 中文穴埋め問題

 パラグラフの中にいくつかの空欄箇所がある。
 下線部に当てはまる単語をそれぞれA~Dの中から選択する。

 答え:C

SEICA

Part5よりも長めの文章が特徴です。

文法力や語彙力に加え、長文読解力も必要な問題です。

Part7の出題形式

Part5の出題形式

 長文読解

 設問の答えとして適切なものをA~Dの中から選択する。

 答え:A

SEICA

長文を読み、理解度を測る問題に答えていきます。

そこまで長い文章ではありませんが、英語の総合力が求められます。

TOEICリーディング対策②理想の時間配分を考える

SEICA

次は具体的に試験までにどんな対策をしたらいいかを紹介していきます!

TOEICの問題は、リスニング(45分/100問)リーディング(75分/100問)の計2時間のテストです。

出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会

リーディング問題は75分間で100問を解く必要があります。

単純計算すると、1問45秒で解く必要があります。

しかし、Part7で出題される長文の問題はそこまで早く解くのは難しいです。

SEICA

つまり、Part5と6は1問30秒以下で解答していく必要があります!

SEICA

理想の時間配分はこんな感じです!

時間内に全問解き終わろうとするとこれが理想のペース配分です。

しかし、初心者がいきなりこのペースで解答しようとするのは、かなり厳しいのが現実…。

SEICA

最初はできなくても大丈夫です!

コツコツ勉強して、理想の解答ペースに近づけていきましょう!

TOEICリーディング対策③とにかくスピードが命

TOEICで選択問題で出題される上、複雑な問題があるわけではありません。

みなさんお気付きの通り、一番の難関は問題数です。

SEICA

とにかく早く解く!が、TOEICでは高得点獲得の鍵になるんです!

闇雲にスピードを上げようとしても、問題の正答率が下がってしまいますよね。

では、どうしたら解答スピードを少しでもあげられるのか…。

早速、紹介していきましょう!

解答スピードを上げる①文法や単語への理解を深める

まず、解答スピードを上げるとは、どういうことなのか。

早く解く、というのは言い換えれば、解答に要する時間を短くするということです。

前述している、理想の解答時間で問題を解こうとすると、

1つ1つの問題に関して考えている時間はほとんどありません。

SEICA

「一度読んで、解答する。」が基本です。

選択肢を見比べてじっくり考える時間はありません。

SEICA

初心者が見ると全部勘で答えているのではないか、と思うかもしれません(笑)

そこまでのスピードを実現するには、

知らない単語や、わからない文法があるのでは話になりません。

SEICA

TOEICで高得点を目指すなら、

「考えればわかる」というレベルでは足りないのです。

4つの選択肢を見て、瞬時に正解がわかるくらい理解度を上げることが必要です。

単語や文法は「考えなくてもわかる」レベルで理解しましょう!

解答スピードを上げる②問題の形式に慣れる

TOEICリーディング問題の解答スピードを上げるもう1つの方法は、

問題の形式に慣れるということです。

TOEICの特徴は、毎回同じ形式の問題が出題されるということです。

SEICA

つまり、過去問や問題集で本番と同じような問題を解くことができるんです!

初めて見る問題よりは、何度か見たことのある問題の方が解きやすいはずです。

文法や単語の問題は一定の規則に関して回答する問題がほとんどですから、

ポイントさえ押さえてしまえば内容が変わってもそんなに難しくありません。

SEICA

「この問題前に見たことある!」って問題がたくさんあるのが理想ですね。

参考書によっては、「不正解の選択肢がなぜ不正解なのか」まで解説しているものもあります!

解説を読んでしっかり理解すれば、一度間違えた問題はもう間違えなくなりますよね。

米大卒が伝授する、リーディング勉強法

SEICA

ここからは、私が米大在学中に実際に行っていたリーディング勉強法を交えつつ、

実践的な勉強方法を紹介します!

これを読んだ皆さんも、是非実践してみてくださいね!

長文読解は、正確さ<速さ

「正確さより速さが重要」と聞くと、それでは得点が取れず元も子もないと思うかもしれません。

しかし、時間制限がある中で多くの問題を解くためには、まずは速さを第一に意識します!

SEICA

わからない単語や文法を正確に理解しようとするよりも、

わからないところは前後の文から推測して、どんどん読み進める習慣をつけましょう!

最初は推測といっても…、わからない部分があるとなかなか読み進められないと思います。

ですが、日本語で難しいニュース記事などを読んでいる時を想像してみてください。

日本語で文章を読んでいる時は、多少わからない漢字や単語があっても、

ほとんどの人が、いちいち辞書を引かないのではないでしょうか?

SEICA

母国語の日本語では案外、わからない箇所があっても、

推測しながら早読みしてる人が多いんです!

速さを重視して、推測しながら読む練習を重ねていけば、

次第に正確さもついてくるようになるんです!

必ず制限時間の中で問題を解く

問題を解く時は必ず、制限時間を決めるようにしましょう。

時間を決めずに解答してしまうと、メリハリがなくなったり、無限に時間を使って考える癖がついてしまいます。

SEICA

日本語もそうですが、なんとなーく文章を読んでいても、

頭にはあまり入っていなかったりしますよね。

しっかりと読むことに集中して、文章を理解する意識を持って読みましょう。

特に、長文読解は時間をかけようとすればいくらでも時間をかけて読めるでしょう。

しかし、実際のテストでは、制限時間に間に合わなければどんなに正しく解答しても、得点にはつながりません。

SEICA

時間を意識して読むことで、より効率よく読むコツも自然と身についてくるはずです!

この方法は私も米大在学時代に実践していました。

もともとリーディングのスピードが遅いのが悩みだったのですが、

ポイントを意識して練習することで、ネイティブのリーディングのスピードにも追いつけるようになりましたよ!

英単語はオリジナル単語帳を作って暗記

SEICA

今回は特別に、私が実際に使っていたオリジナル単語帳をお見せします!

アメリカの大学への進学を控え、アメリカにある英語学校に通っていた時に作ったものです。

左の黒字が英単語、右側の赤字が日本語訳です。

ルーズリーフを半分に折って、1枚に2行ずつの単語がぎっしり。

私の場合は、本を読んだり、授業を聞いたり、参考書を読んだりして、

わからない単語を見つけたら片っ端からこの単語帳に書いていきました。

SEICA

単語帳に書き留めたものは、覚えるまで反復的に復習します。

「単語の暗記はどの程度すればいいのか?」と聞かれることがよくあるのですが、

何を目的として勉強するのかにもよりますが、

TOEICのために勉強するのであれば、一般的な日常会話の数倍は単語力が必要だと思ったほうがいいでしょう。

SEICA

TOEICは英語力を図るためのテストなので、

難易度の高い単語も聞かれます。

私が、大学の授業に不自由なくついていけるようになるまでに作った単語帳がこちらです。

SEICA

ルーズリーフの両面、計44枚です。笑

多すぎて途方にくれるかもしれませんが、

1つの言語を習得するということは、このくらいの量の語彙力があるということに相応します。

単語学習は、やれば必ず結果につながるので、根気強く頑張りましょう。

短文穴埋め問題はアプリを使って問題に慣れる

TOEICテストのPart5の短文穴埋め問題は、アプリを使って問題に慣れるのが得策です!

SEICA

アプリなら移動中や待ち時間など隙間時間で勉強できるのでオススメです。

Part5の短文穴埋め問題は、いかに問題の傾向をつかんで、解答速度を上げられるかというのがポイントです。

SEICA

繰り返し練習し続けるには、手軽に使えるアプリで勉強するのが効率がいいんです!

今は無料アプリでも不自由なく活用できるものも多いので助かります。

ここでは、私がTOEICを受験した時に、実際に使っていたTOEIC学習アプリを1つ紹介します。

トレーニング TOEIC test

TOEICの問題と同じ形式の問題が無料のアプリで勉強できます。

いくつか他のアプリも試してみた中で、このアプリが一番実際の問題に近く、

TOEICの問題の形式に慣れるという意味では最適だと思います。

SEICA

一番の魅力は、解答が解説付きということ!

無料でここまで利用できるのは、本当にありがたいですよね。

ちなみに、Part5以外の他のパートも収録されているので、

他のパートの勉強にも利用してみてください。

TOEIC本番までに実践すべき勉強習慣

SEICA

勉強はただやるだけでなく、いい習慣を持つことが大切です!

基礎的な勉強習慣について紹介していきます。

習慣を味方につければ、学習効率アップにもつながりますよ!

TOEIC直前の過ごし方に関しては別の記事でも紹介しています。

単語は一日3回復習して長期記憶に植え付ける

記憶には、長期記憶と短期記憶があるという話は聞いたことありますか?

一度勉強した単語をしばらくすると忘れてしまうのは、

単語が短期記憶にしか蓄積されていないからです。

SEICA

普段使わない日本語の単語を思い出せるのは、

その単語が長期記憶にあるからなんです。

つまり、英単語も長期記憶に蓄積できればもう忘れないということですよね。

そのために、私は1日3回の反復暗記を実践していました!

SEICA

① 朝起きてすぐ、新しい単語を5つほど確認
② 昼食を食べながら朝の確認でわからなかった単語を再確認

③ 寝る前にも同じ単語を確認

④ その日の3回の反復で覚えられなかった単語は翌日に持ち越し

SEICA

翌日に持ち越した場合は、

「前日覚えられなかった単語+その日の新しい単語」を反復暗記していきます!

私は、前述したオリジナル単語帳でこの暗記を行なっていました!

なかなか覚えられなかった単語にはチェックしておいて、

一週間に一回はその週の全単語を確認していましたよ!

そうやって、繰り返し触れることで長期記憶に蓄積された単語は、もう忘れることはありません!

運動習慣で学習効率アップ

学習効率を上げるには、ただ机と向き合っているだけではダメなんです!

適度な運動を習慣化することで学習効率をアップしましょう。

学習効率を上げるための運動習慣
  • 有酸素運動(少しつらいくらいが◎
  • 週2時間
  • 1〜2ヶ月継続

運動をすることで、集中力や記憶力、ワーキングメモリ、想像力や発想力、ストレス耐性など、さまざまな脳の能力が上がっていくのです。

SEICA

スポーツが得意な人の脳の働きが早いのはこういった理由なんです。

ちなみに、ながら運動でも効果はあるので、忙しい人は試してみてください。

単語を暗記しながらウォーキングをしたり、 フットプレスを踏みながら読書すると効率がいいなんてことも言います。

椅子に座り続けているところを、数分間立って机に向かうだけでも脳の学習効率が変わるので、ぜひ試してみてください。

通勤・通学の隙間時間を有効活用

通勤・通学時間など、制限のある時間には集中力が高まるので、忙しい社会人は有効活用しましょう。

SEICA

「朝の電車の時間はこれをやる」と事前に決めておくと効率よく時間を使えますよ。

隙間時間での学習は、立ったままの場合もあるので、

複雑な勉強よりもアプリなどでできる復習問題などの方が向いています。

前述した通り、知識は反復的に学習することで身につきます。

繰り返し復習するのに隙間時間はとっても役に立つんです。

SEICA

私は、通勤電車の中でSNSを開いてしまう習慣を改め、

必ず学習アプリを開いて、勉強するようにしています!

日々のちょっとした習慣で、半年、一年後の英語力の伸びに格段に差がつきますよ!

まとめ

SEICA

TOEICのリーディング問題は、地道に対策することで成果が出るのでしっかり継続しましょう。

▼この記事のまとめ
  • TOEICリーディングは問題形式を把握して対策する
  • それぞれのパートで有効な学習方法を活用
  • 効率のいい学習習慣を身につけよう

この記事を読んだことで満足してしまわないで、しっかり今日から実践に実戦に移してみて下さいね!

この記事を書いたライター

SEICA

  • アメリカの大学を卒業
  • 4年間アメリカに在住
  • 高校卒業後、全く英語が喋れない状態で渡米
  • TOEIC・TOEFL・英検受験経験あり
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

 

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