【必勝法公開】TOEICはリスニングが点とりやすい?!

記事更新日: 2021/07/12

ライター: SEICA

はるっぺ

TOEICの勉強を始めたんだけど、リスニングが全然上達しなくて…

はるっぺ

試験まで残り1ヶ月なのにどうしよう…

TOEICのリスニングの勉強を後回しにしてしまっている人、結構多いのではないでしょうか?

リスニングに苦手意識を持っている人もかなり多いですよね…。

SEICA

実は、TOEICで一番点数が取りやすいのがリスニングだと知ってましたか?!

日本人が得意な傾向にあるリーディングの問題って、

実はミスをしやすかったり、しっかり知識がないと解けない問題が多いんです。

SEICA

一方、リスニングは簡単な文法や単語しか使われていません!

これを聞いても、リスニングが苦手なみなさんには信じ難いでしょう。

今回は、米大卒で英語が堪能な筆者が、 TOEICで活用できるリスニングのテクニックについてお話ししていきます。

 TOEICの裏情報も出てきますので要チェックです!

みなさんのTOEIC対策の参考になれば嬉しいです。

著者プロフィール
SEICA
  • アメリカの大学を卒業
  • 4年間アメリカに在住
  • 高校時代は不登校、学年順位最下位。
  • 高校卒業後、全く英語が喋れない状態で渡米
  • 猛勉強の末、アメリカの大学を卒業
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

TOEICリスニングで点数が取りやすい理由

はるっぺ

私、リスニングは昔から大の苦手なんだけど、点数が取りやすいって本当ですか?

SEICA

リスニングに苦手意識のあるひと、結構多いんですよね。

SEICA

実は、 TOEICのリスニングってポイントさえ押さえれば、案外簡単なんですよ!

早速、 TOEICリスニングで点数が取りやすい理由について、いくつか紹介していきましょう!

リスニングの方が平均点が高い

SEICA

実は、リスニングの点数の取りやすさはデータでも出ているんですよ!

TOEICのリーディングパートとリスニングパートの合計点の平均をまとめました。

毎回、リスニングの方が平均点が高いのがわかりますよね!

意外に思われるかもしれませんが、リスニングで得点を稼いでいる人はたくさんいるんです。

SEICA

リスニングに苦手意識のあるみなさんにとっては、ちょっと驚きですよね?

なぜこのような結果が出ているのでしょうか、その根拠を紹介していきます!

TOEICリスニングの文法は中学生レベル

学生時代の勉強でリスニングに苦手意識が残っている人。

英語を聞くことに慣れていない人。

多くの日本人は、リスニング問題というだけで、難易度が高いと思いがちです。

しかし、実は文法問題よりもリスニング問題の方が簡単な文法が使われているのです。

SEICA

実際の問題を見ながら解説していきましょう!

まずは、問題用紙に記載される絵を説明する正しい英文を聞き分けるという問題。

選択肢として放送される英文は以下の4つ。

A. They are moving some funiture.
B. They are entering the meeting room.
C. They are sitting at the table.
D. They are cleaing the carpet.

 

お分かりの通り、どの選択肢もSVOからできる基礎的な英文なんです。

問題文を文面で見ても意味がわからないという人は、ほとんどいないでしょう。

リスニングに苦手意識のある人は、話すスピードについていかれないだけなのです。

訓練すればすぐに聞き取れるようになりますよ!

SEICA

「こんなに簡単な問題なのに何で聞き取れないんだろう…」と落ち込まないでくださいね!

SEICA

 TOEICリスニング英語を聞き取るためにはちょっとしたコツがあるのでこのあと紹介していきますね!

TOEICリスニングはテクニックで攻略可能!

はるっぺ

あんなたくさんの問題に対応できるテクニックなんて本当にあるの? 

SEICA

もちろん! TOEICのリスニングで、テクニックを使わない手はないんです!

  リスニング問題の特徴
  • 問題の出題傾向が決まっている
  • 複雑な文法が使われていない
  • ひっかけ問題のパターンが決まっている

問題数が多く、一見難しそうに見えますが、文法は簡単なものしか使われていません!

しかも、 TOEICの問題は毎回同じ形式で出題されるので、「ここだけ気をつければOK」という、必勝法もあるんです!

闇雲に勉強するよりも、まずはテクニックを学んで効率よく TOEIC対策を進めましょう。

TOEICリスニング | 問題構成

 TOEICのリスニングパートは4つに分かれています。

Part1~2は、問題文と選択肢の両方ともを聞き取り正しいものを解答します。

Part3~4に関しては、英語での会話や短い説明などを聞いて、後に続く問題文を読んで正しい答えを解答します。

SEICA

いずれも、問題は一度しか流れません!

実際の会話のように、一度で正確に聞き取る力が問われるのが TOEICリスニングの難しいところですね。

とはいえ、文法や単語は簡単なものしか使われていないので、各パートの形式を把握して問題に慣れることが大切です!

Part1 | 問題形式

Part1で出題される問題は、問題用紙に記載されている絵に最も適切な英文を4つの選択肢の中から選びます。

SEICA

例えば、こんな感じです!

「4つの英文を聞いて、この絵に適切な英文を選択肢なさい。」という問題。

▼ 選択肢

A. He is shoveling some soil.
B. He is moving a wheel barrow.
C. He is cutting some grass.
D. He is planting a tree.

正解 A

Part1解答テクニック①「何を?どうした?」(VO)に注目!

Part1で出題される写真は「人が写っている写真」または、「風景写真」のどちらかです。

人が写っている写真は、「その人が何をどうしている(SVO)」という文での出題がほとんどです。

風景写真の場合は、写真に写っている何かを主語とした文章が多いです。

SEICA

例題のように「誰が(S)」の部分は変わらないことがほとんど!

「どうした(V)」「何を(O)」の部分が重要になります。

つまり、動詞述語を聞きわければいいというわけです!

この問題では、shovelingsoilのどちらかが聞き取れれば解りますよね!

リスニング問題の中でも一番シンプルで解きやすい問題なのでしっかり予習しておきましょう。

Part2 | 問題形式

Part2では、英語の短い文章を聞き取ります。

そして、その後に流れる適切な解答を聞き取り、4つの選択肢の中から選びます。

SEICA

例えば、こんな感じ!

▼ 問題文

Where is the new fax machine?

選択肢

A. Next to the water fountain.
B. I'll send a fax tomorrow.
C. By Wednesday.

正解 A

Part2解答テクニック①最初の単語に注目する

Part2で聞き取る問題文の英文は、たった1文です。

例題のように、疑問詞を使った質問文の場合が多いので、その場合は疑問詞を聞き分けるのがポイントです!

SEICA

疑問詞が聞き取れれば、その返答は限られてきます!

「Where」は場所を問う疑問詞ですよね。

先ほどの例題だと、場所を答えているのはA「Next to the water fountain.」だけです。

SEICA

疑問詞(What, Where, When, Who, How)なのか、

疑問文なのか、肯定文なのかわかるだけで回答の選択肢が狭まりますよね!

Part2解答テクニック②引っ掛け問題の傾向をチェック

Part2の問題は、解答に迷うようなひっかけの選択肢が必ず入っています。

よく出るひっかけ問題
  • 疑問詞の聞き間違いを誘う選択肢。
  • 問題文に入っている単語を含み、間違いを誘う選択肢。

SEICA

このパターンをつかめば、ひっかけ問題を避けることができます!

例えば、先ほどの例題。

Q. Where is the new fax machine?

 A. Next to the water fountain.
 B. I'll send a fax tomorrow.
 C. By Wednesday.

SEICA

ここでの正解は、場所を答えている選択肢Aでしたね。

選択肢Bは、問題文がしっかり聞き取れていないと、「同じ単語が聞き取れた」というポイントだけで選択してしまいがちなので要注意です。

しかし、同じ単語が入っていたら「全て間違い」というわけではないので、しっかり自分で聞き分ける必要もあります。

SEICA

このようなひっかけ問題が頻出するということは把握しておきましょう。

そして、選択肢Cは、「Where」がしっかり聞き取れていないと迷ってしまう選択肢です。

「When(いつ)」という問題の場合は「By Wednesday」が正解ですが、ここでは「Where(どこ)」なので不正解です。

疑問詞は、「W」から始まるものが多く、間違いやすいので注意しましょう。

Part3・4|問題構成

Part3と4はほとんど同じ出題形式です。

Part3では、2人以上の登場人物の会話形式の問題になっています。

Part4は、1人の登場人物が話している英文を聞き取ります。

それぞれ、問題を聞き取り、各設問で2〜3つの記述された問題を読んで解答します。

SEICA

例えば、こんな感じです!

▼ 問題文

問題(放送)

 

Hello. I'm calling about a coffee machine I purchased from your website. It's stopped working, even though I haven't had it very long. I expected to last much longer than this.

 

Oh. I'm sorry to hear that. Our warranty covers products for up to a year. Do you know when you bought it?

 

I’ve had it for a little over a year, so the warranty has probably just expired. This is so disappointing.

 

Well, I’ll tell you what we can do. Although we can’t replace it, since you’re a valued customer I can offer you a coupon for forty percent off your next purchase.

設問(記載)
①Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

Part3・4解答テクニック①問題を先読みしてイメージを掴む

SEICA

Part3・4の問題文はとにかく長いです。

長文聞き取りの問題では、集中力を切らさずに、重要な部分を聞き取ることが大切です。

とはいえ、全部聞き取ろうとすると、なかなかスピードに追いつけない…ということもあるでしょう。

そこで、活用したいテクニックが「問題の先読み術」です!

重要なポイントを押さえた上で、リスニング問題に取り組むために、

記述してある設問を先に読んで、放送される問題文にあらかじめ備えるようにしましょう。

SEICA

問題と問題の間に説明のアナウンスが入るので、

その時間を有効に活用していきましょう!

Part3・4のような長文の聞き取り問題では、聴きながら情景を頭の中で想像することがとても大切です。

先ほど紹介した例題では、女性と男性が電話口で話をしているシーンですよね。

SEICA

情景を思い浮かべながら、もう一度例題を見てみてください。

情景を思い浮かべると、英語の会話が少し頭に入りやすくなると思います。

問題を先読みして、イメージがついていると聞くべきポイントが明確なので重要ポイントを聞き逃さないはずです!

Part3・4解答テクニック②迷った時は3秒ルール

 Part3・4で重要なのが、解答スピードです。

問題の英文が一通り読まれた後に、1つ1つ設問が読まれていきます。

一箇所迷ってしまうと、そのあとにもひきづることになってしまいます。

放送より早めか、それと同じくらいには解答していくのが理想的です。

SEICA

そこで重要なのが3秒ルールです。

TOEICのリスニング問題では、いかに多くの問題を解くかということが大切になります。

問題数の多い TOEICで、わからない問題に囚われて、その後の問題まで不正解になることは避けなければなりません。

TOEICリスニング問題の解答では、3秒迷ったら次の問題に進みましょう!

そして、次の問題に進むとき、必ず解答用紙にマーキングはするようにしましょう。

悩んでいた答えでも、もしかしたら正解かもしれませんからね。

TOEICリスニングはスピードと集中力

 TOEICの問題数は、リーディング100問、リスニング100問の計200問です。

120分でこの量の問題を解くというのは、かなりのスピードが求められます。

SEICA

スピードを維持するためには、高い集中力が必要です。

では、どうしたら実際の試験で高い集中力とスピードを維持できるのかについて、紹介していきたいと思います。

マークシートの塗りつぶしはまとめて

SEICA

まずは、スピードを上げるための裏技です!

 TOEICの回答はマークシートで行われます。

マークシートの塗り潰しって、意外と綺麗に塗り潰そうとすると時間がかかりますよね?

リスニング問題の出題ペースについていこうとすると、綺麗にマークシートを塗りつぶしている時間も惜しいのです。

SEICA

あとで見て選択した解答がわかるように軽くマーキングだけして、

リスニング問題が全て解答し終わったら、まとめて綺麗に塗り潰すようにしましょう!

この時、リーディングまで全て解答し終わってから塗り潰そうとして、時間切れになったら大変です。

必ずリスニング問題が終わったら全て塗りつぶしてから、次のパートに進むようにしましょう。

問題集をやり込んで問題に慣れる

SEICA

もう1つの解答のスピードを上げる方法は、 TOEICの問題に慣れることです!

 TOEICでは、毎回出題される問題の傾向が決まっているため、テスト対策の問題集などがたくさんあります。

初めて見る問題だと、解き方を把握するのに時間がかかったりしますよね。

 TOEICを受ける際は、必ず解き方を把握して、しっかり問題の形式に慣れましょう!

SEICA

頻出問題を把握できるくらいやり込めば、さらにスピードを上げられますね!

瞬発的に解答できるくらい、問題に慣れておくことが大切です。

問題説明で深呼吸して集中力維持

SEICA

 TOEICリスニングの問題でいちばんの難関は「どれだけ集中力を維持できるか」ということ。

人間の集中力が持続するのは、最大でも90分。

しかも、90分ずっと集中できるというわけではなく、15分ずつ休息を挟まないと集中力は維持できません。

SEICA

 TOEICのリスニング問題は、45分です!

リスニング問題の時間内に2〜3回は休息を挟みたいところですよね。

そこで活用したいのが、設問ごとに解答方法が説明される時間です!

SEICA

一旦目を閉じて深呼吸するようにしましょう。

そのまま問題をやり続けてしまうよりも、1〜3秒でも深呼吸して心を落ち着かせることが大切です!

英単語は音声で覚える

単語の勉強はしているのに、なかなかリスニングで成果が出ない人は少なくありません。

そんな悩みを抱えている方の大半は、単語を音で覚えられていないでしょう。

SEICA

日本の学校教育ではスペルの暗記ばかりさせられるので、

単語の発音を覚えていない人が多いんです…。

 TOEICの勉強をする際は、リスニングの対策を見越して必ず単語の発音まで覚えるようにしましょう。

単語の発音まで覚えられるおすすめ参考書は別の記事で紹介しています。

TOEIC受験の前に必ず知っておきたいこと

SEICA

 TOEICを受ける前に知っておきたい 裏情報をいくつかあります!

 TOEIC960点、 TOEICのプロLIFENOTE編集部のかなあこに紹介してもらいましょう。

かなあこ

初めまして、かなあこです!

TOEIC 960点

・4歳~高校卒業まで、大手英会話スクールに通っていた

・アメリカの大学に進学⇒現地で就業。約5年間在住し帰国

・帰国後は英会話講師や翻訳、ライターなど幅広く活躍中!

仕事で関わりがあり、TOEICやTOEFLの裏側を熟知している。

かなあこ

 TOEICを受ける際は、 TOEICの特性をしっかり知って、

敵をよく知ってからテストに挑みましょう!

なかなか、知らない人も多いのでこの情報でライバルと差をつけましょう。

ミスがあっても満点が取れる!?TOEICの採点方法

かなあこ

実は、 TOEICはミスをしても満点が取れるんです。

「え?何言ってるの?!」と思いましたよね?

かなあこ

秘密は、 TOEICの採点法にあります。

 TOEICでは、毎回違う問題が出題されています。

公正な英語の証明であるべく、難易度に差が出ないように出題しているのですが、

問題が変われば平均点に差が出てしまうのはなかなか防ぐことができません。

かなあこ

そこで、 正答数に統計的な処理を加え、受験者の最終得点を決めています!

つまり、200問解答し、満点は990点なので、1000点から990点の10点分は統計的な処理で調整されているのです。

自分がミスが多そうな時は、ライバルも解答に苦戦しているはずです。

そうすれば、必然と平均点は下がり、ある程度のミスは調整されるので、焦りすぎず落ち着いて問題を解くようにしましょう!

問題用紙への書き込みはNG

かなあこ

これも知らない人が多いんです…

かなあこ

実は、TOEICでは問題用紙への書き込みが禁止せれています!

TOEICでは、カンニングや情報漏洩対策。

さらに、現実的な環境でリスニング問題を行うために問題用紙への書き込みを禁止しています。

実際に、日常で英語を話す際はいちいちメモを取ったりしませんよね。

かなあこ

以前はから注意喚起はされていましたが、

最近はかなり厳しく制限されているようです。

テスト中、問題用紙の選択肢にマーキングをして選択肢を吟味したりする人は多いですから、要注意です。

普段から、問題用紙に書き込まない解答の仕方になれるようにしましょう。

まとめ

この記事のまとめ
  •  TOEICで点数が稼ぎやすいのはリーディングよりもリスニング
  • リスニング問題はテクニックを学んで正答率アップ
  • 解答スピードと集中力維持がポイント
  •  TOEICの裏情報を把握してライバルに差をつけよう

SEICA

 TOEICは累計の受験者が多い分、

対策やテクニックなどがたくさん世に出ています。

かなあこ

先人の知恵を学んで、効率よく高得点をゲットしましょうね!

かなあこ

実は私も、かなりこのテクニックにはお世話になりました。

今回の記事が、皆さんの勉強に少しでも役立てば嬉しいです。

この記事を書いたライター

SEICA

  • アメリカの大学を卒業
  • 4年間アメリカに在住
  • 高校卒業後、全く英語が喋れない状態で渡米
  • TOEIC・TOEFL・英検受験経験あり
  • 帰国後はフリーランスとして、Webライターなど幅広く活躍中!

 

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