【大人の学び直し】英語のリスニング学習!おすすめのやり方

記事更新日: 2020/07/26

ライター: yuki

社会人の方は中学から英語を習い始め、高校まで授業を受け大学受験で英語の試験を受けるという道を辿ってきた人がほとんどなのではないでしょうか?

そういう人は教科書の文章を題材に英文を訳し、意味を捉えることが多いですね。

リーディングから入り、リスニングはおまけ程度です。

私自身、リスニングは後回しにしてきました。

そういった英語教育が背景にあり、リスニングを苦手と考えている人は多いのではないでしょうか?

 

 

 

SNSで調査してみてもリスニングが苦手な人はとても多いようです。

しかし、大学や社会人で英語を学びたいという人は英会話や使える英語を学びたいという人が多いでしょう。

そのためにはこれまで行ってきた学校での勉強とは切り離して考えなければなりません。

英語学習はリーディングからではなく、リスニング学習から始めましょう。


yuki

私自身も大学時代使える英語を学び直そうと思い、ひたすらリスニング力を鍛えました。

 

 

この記事でわかること

・学び直し英会話はリスニングから勉強すべし

・自分のレベルにあったリスニング勉強法を

・ディクテーションやシャドーイングは難易度が高い

・まずは習慣化し、継続しましょう

 

ライタープロフィール
yuki

学生時代に英語に自信のない状態で、マレーシアに短期の研修に参加。

それまで中学・高校で6年間学んできた英語をほぼ話せず、苦労した。

帰国後試行錯誤を重ねながら、色々な英語学習を試みた。

自分にあった学習法を模索し、5年経った今では海外が好きになり、海外旅行には一人旅でも、頻繁に行くようになった。

 

英語の4つのスキル

リスニングとその他のスキル

英語や日本語その他の言語には主にスキルが4つあります。

そのそれぞれのスキルを意識しながら語学学習に取り組むのはとても重要です。

そのスキルとは以下のように分類されます。

各スキル

リスニング:聞き取る力

スピーキング:話す力

リーディング:読み取る力

ライティング:書く力

この中でも学校教育だとリーディングが重要視されます。

しかし、英語はコミュニーケーションの手段の一つです。


yuki

日本語でコミュニケーションをとるとき、聞くと話すということを交互に行います。

しかし学校の英語では読むが最も重視されています。

使える英語を考えたときに、聞く力や話す力の方が重要になります。

聞く=リスニングを先に学んでいくことが英語の学び直しに最適です。

 

リスニングから始める意味

日本人が日本語を覚えていく過程を思い出してみてください。

自分で自分の言語の始まりの記憶はないでしょうが、赤ちゃんの頃から始まります。

お父さんやお母さんが喋っている言葉を真似して、喋り始めることが多いでしょう。

赤ちゃんというのは音から入るのです。

そして小学校に入って読み書きを学び始めるというのが主な流れです。

子供のうちの方が言語を覚えるのも早いです。

しかし、大人になってから習得できないかというと、そういうこともありません。

英語学び直しの順番

大人の英語の学び直しにもおすすめの順番があります。

それがまずは①リスニングから入り、②スピーキング、③リーディング、④ライティングの順番です。

それぞれのスキルをインプットとアウトプットで分類すると以下のことが言えます。

リスニングとスピーキングがそれぞれインプットとアウトプットで対応しています。

聞くから入り、真似して喋るというのが赤ちゃんが言語を覚える流れと同じです。

またリスニングで聴ける分というのは読めることがほとんどになります。

リスニングから入るというのが英語学習の王道です。


yuki

リスニングの勉強をしているとスクリプト(英訳文)も必然的に見るので、リーディングもしています。

 

日本人がリスニングが苦手な理由

日本人はリスニングが苦手な人が多いです。

私もリスニングは学生時代から苦手でした。

日本人はリーディング学習がほとんどだからだけが理由ではないのです。

日本語の50音は全てが発音がしっかりしており、口だけを動かしはっきりと発音する言語です。

しかし英語は日本語の発音とは全く違います。

舌を使ったりして発音し、単語と単語をくっつけたときに音が消えるリエゾンなどという概念があります。

リエゾンなどの文化がないため、日本人には英語の文が聞き取りづらいのです。

リエゾンの例

get out(読み方:ゲラウト)

意味:出ていく

単語と単語のつなぎのtとoがくっついて発音される

これを理解するには知ることと自分で発音の練習を繰り返すことが鍵になります。


yuki

リエゾンも色々な発音があり、難しく感じるかもしれませんが、色々な英文を聞いて、発音練習をすれば慣れてきます。

 

リスニング勉強方法

リスニング勉強の順番

リスニングを勉強する順番として、まずは量をこなしましょう。

最初から質を求めて勉強すると、継続できない恐れがあります。

ここでいう質とは英文を完璧に把握するまで、しっかり聞き一文一文訳することです。

最初は大意を把握する程度で問題ありません。

また最初に扱う教材は日常会話を扱っている、中学レベルの簡単なもので構いません。

難しい教材は挫折の元になります。

 

同じリスニング題材を繰り返す

リスニングの教材は無理なく取り組める簡単な教材を選んだら、1周して終わるのはやめましょう。

何周もして、やっと定着してきます。

リスニング用のCDも音楽プレーヤーなどに入れて、持ち歩くのも便利です。

スピードに慣れてきたら、1.3〜1.5倍速くらいにして聞くのもおすすめです。

実際に本場の英会話は綺麗な英語を話す、教材のスピードとはかけ離れてます。

 

ディクテーションも取り入れよう

リスニングの質を上げる勉強法の一つとして、ディクテーションという勉強法を取り入れるのもおすすめです。

ディクテーションとは

英文の音声をリスニングをしながら聞こえてきた文章を下記とっていく勉強法です。

リスニングをして意味を掴み取るより、聞こえてきた音をそのまま書くというのは難易度が高いです。

精聴力はかなり身につきますが、初心者が行う勉強法としてはあまりお勧めできません。

難しく、時間がかかるので、挫折してしまう危険性があるからです。

最初はひたすら繰り返し、リスニングを行い少し慣れてから、行いましょう。

 

シャドーイングはレベルが高い

ディクテーションより難しい精聴の勉強がシャドーイングです。

英語の勉強法をいろいろ見ていると、シャドーイングをお勧めしている勉強法が多くあります。

シャドーイングとは

英文の音声をリスニングしながら、聞こえた文を2単語ずつくらい遅れて、自分で復唱していく勉強法です。

シャドーイングの勉強法は初心者〜中級者くらいまではとても難しいです。

勉強すれば、聞こえた音をそのまま発音していくので、スピーキングの向上になります。

しかし、シャドーイングを勉強しなくても、リスニング・スピーキングともに向上させることは可能です。

 

音声を聞きながら音読

シャドーイングは難しいですが、音読は効果的です。

音読をする教材は下記が重要です。

音読に使用する教材

①英語音声が吹き込まれているCDがある

②音声に加えて、英文スクリプトもある

音読をする際に、重要なことは英語音声を真似しながら、音読していくということです。

音が重なっている文や、消えている文、抑揚なども真似しましょう。

そのためにも英語音声のCDは重要で、まずはリスニングをしまくり、ある程度聞くことに慣れてきたら、音読をしていくという流れがお勧めです。

これらのことを意識して音読をしていくと、かなり効果的です。

 

努力するよりも習慣化を

大人になってからの英語学習は、学生の頃と違い、何か目標や思いを持って行うことがほとんどでしょう。

向上心があるのはすごくいいことです。

しかし、力みすぎるのが一番大敵です。

頑張りすぎて反動で疲れて、英語学習が継続できなくなるということも、あるかもしれません。

頑張ることよりも、継続を意識しましょう。

 

まとめ

大人になってからの英語の学び直しは学校教育のようなリーディングをやっていくよりも、効率の良い順番を意識しましょう。

赤ちゃんが言語を学んでいく順番でやるのが大事です。

下の図のようにリスニングから順に勉強をしていきましょう。

リスニングの学習の中で、発音やディクテーション、音読を行うのも効率的な勉強法です。

リスニングでひたすら教材を聞き流しても、リスニング力は向上しません。

英語音声を何回も聞く中で、音声の中での話し方を真似して、読むということも行いましょう。

会社員などが学び直しで英語を勉強するなら、時間を上手く使い、継続する工夫が必要になってくると思います。

モチベーション維持のために、海外ドラマや洋画が好きなら、見てモチベーションを上げてみるのも良い方法です。

楽しみながら、英語を勉強していきましょう。

 

この記事を書いたライター

yuki

学生時代に海外に興味を持ち、使える英語の学習をし続けている。

英語学習の中で、英語の日常会話を難なくこなせるようになり、TOEICの点数もあげることができた。

英語を習得するために色々な勉強法を試してきました。

そういった英語学習の情報をお伝えしていきます。

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