TOP > 話題のニュース・トレンド ブロックチェーン・NFT > 今更聞けないDeFi(分散型金融)とは何か?3分で解説!
いどゆう
最近、仮想通貨の盛り上がりに合わせ”DeFi”という言葉もよく聞くようになりましたね!
DeFi(ディーファイ)、日本語では「分散型金融」と訳されますが、この言葉だけでは何となく分かったような、分からないような・・・
いどゆう
そこで!今回京大卒ライターのいどゆうがDeFiのメリットと課題、そして将来性を分かりやすく解説していきたいと思います!
このページの目次
いどゆう
DeFiとはブロックチェーン技術を基盤とした金融サービスのことです。ブロックチェーンの金融版といっても良いですね。
「分散型金融」とも言われますが、これまでの金融との大きな違いは管理者がいないということ。
これまでの金融は銀行や証券会社、取引所などが仲介に入り、管理者の役割を果たしていました。
いどゆう
お金を借りたり預けるときは銀行、株を売買するときは証券会社、保険を買う時は保険会社に行って手続きをしますよね。
いどゆう
そして、その分の手数料を各仲介者に払うことで、仲介者の業務が成り立っています。
一方、DeFiではこれら仲介者(管理者)が存在しません。
ではどうやって取引を管理しているのでしょうか。
いどゆう
これを可能にするのがブロックチェーン!
ブロックチェーンでは各取引を管理しているのは各ユーザーです。
各ユーザーが取引を相互に確認、承認し合うことで管理しているのです。
いどゆう
皆で管理し合っているので、不正をしても誰かが直ぐに発見でき、不正や情報の改ざんをしにくいシステムになっています。
いどゆう
ではこのDeFiというシステム、どんなメリットがあるのでしょうか。
DeFiでは、銀行や証券会社などが介在しません。
そのため、手数料を支払う必要もなく、取引や振込の手数料が大幅に安くなります!
いどゆう
通常の金融だと、以下の手数料がかかりますからね。
ATMの手数料は皆さんも実感あるのではないでしょうか。
・振込手数料・・・110円~880円
・株式売買 ・・・0.01%~2%
・保険・・・・・・30%~40%
いどゆう
当事者間でやり取りするDeFiではこうした手数料は不要です!
手数料がかからないということは借入や貸付のときの金利もより良い条件になります!
管理者がおらず、当事者間同士の取引になるDeFiでは、お金を経由するポイントがなくなるということ。
その分、スピーディーな取引が可能になります。
いどゆう
ネットバンキングで速くなったとはいえ、銀行振込だと、
送金者→金融機関→受取者
の2回の確認が必要です。
送金者と受取者の金融機関が違う会社だと
送金者→金融機関A→金融機関B→受取者
と追加でもう1回確認が増えます。
ネットバンキングを導入していなかったり、途中でシステム障害が発生したりすると、取引にさらに時間がかかってしまいます。
いどゆう
この作業を省略できることにより、大幅な取引時間の圧縮が可能になります!
口座開設のときに、銀行へ行ったり、銀行の審査を受けたりといった手続きがDeFiでは不要です。
いどゆう
インターネットとスマホさえあれば、口座が開け取引できるのがDeFiの強みで、誰もが利用することができます!
日本では銀行口座を持っていることは当たり前に近いですが、途上国に目を向けると銀行口座を持っていない人が多くいます。
そういった人に金融サービスを提供し、経済活動に参加しやすくなるのもDeFiのメリットと言えるでしょう!
いどゆう
ここまで見るといいことづくめに見えるDeFi。
ただ、課題もあります。
いどゆう
DeFiが自己責任とは一体どういうことでしょうか?
通常の金融だと、銀行に預けている資産がハッキングで奪われた際、銀行の不備など責任を追及できますし、補償を受けることもできるでしょう。
しかし、管理者のいないDeFiでは同様の問題が発生したときに、責任を取ってくれる存在も、補償をしてくれる存在もいません。
仮想通貨の乱高下による損失も勿論ですが、データ流出や資産流出といった損失もユーザーが取らなくてはならないのです。
いどゆう
現在、DeFi人気の高まりで色んな事業者が参入してきています。
全てのDeFiサービスがそうとは言いませんが、中にはセキュリティー面に不安を抱えるサービスもあると思います。
特にサービス開始したばかりのシステムは脆弱なものも多く、悪意ある人間に狙われやすいです。
今後、サービスが発展していくにつれて徐々に改善されていくでしょうが、しばらくの間は注意が必要と言えるでしょう。
DeFiは全く新しい存在であり、法律や規制が整備されていません。
裏を返せば、今後いつ規制がかかり、これまでのサービスが享受できなくなるとも限りません。
いどゆう
仮想通貨もそうですが、「自由な市場を目指す立場」と「管理する立場」の対立構図ですね。
どちらがいい悪いではないですが、政府としては立場上、野放しにはしておけないでしょう。
いどゆう
「よく分からないから」と無視するのではなく、こうした法規制の動きに敏感になることが大事です!
DeFiは、管理者がおらず皆で管理するシステムとなっているため、そのプログラムは誰もが閲覧可能です。
つまり、既存のDeFiを利用して新たなサービスやアプリケーションを構築していくことが容易です。
いどゆう
この柔軟性をコンポーザビリティと言い、DeFiの特徴でもあります!
いどゆう
これはしばしばLEGOブロックに例えられます!
DeFiもLEGOのように簡単に新たなサービスやアプリを連結させることが可能なのです。
今は金融分野が中心ですが、DeFi関連の派生サービスがどんどん出てくることが想定されます。
いどゆう
DeFiの技術をゲームと融合させた”Gamefi”という単語も登場し、こちらも注目されています!
Gamefiとは簡単に言えば、「ゲームで稼ぐ」という世界を現実のものにした仕組みのこと。
ブロックチェーン技術はもともと金融と相性がいいと言われていましたが、ゲームとの相性もよく、金融の次は、ゲームとの融合が進みつつあります。
いどゆう
ここまでDeFiのメリットと課題、将来性について解説してきました!
まだまだ、発展途上のサービスであり今後どうなっていくか、どこまで拡大するかは全く分かりません。
いどゆう
しかし、今後の社会の中で間違いなくカギになる重要テーマだと思います!
無関心でいるのはあまりにもったいない!
いどゆう
この記事をきっかけに少しでもDeFiについて関心を持っていただけると嬉しいです!
・「世界一分かりやすい」ブロックチェーンライターを目指す!
・仮想通貨を猛勉強し、現在投資中。NFTも購入済み!
・NFT、GameFi、メタバースの無限の可能性を探る!
・Twitterでも情報を発信中!
・LIFENOTEでは主に「受験」「ブロックチェーン」「新技術」を担当
・勉強も兼ねて仮想通貨に投資中
・世界一分かりやすいブロックチェーンの発信者を目指す!