「コロナ禍でも留学って行かれるのかな…」
「いつ収束するかわからないし、行かれるなら行きたいけど…不安…」
そんな疑問にお答えします。
SEICA
今回は、現在マルタ留学中の私の友人「Ayumiさん」にコロナ禍での留学について徹底的に聞いてきました!
Ayumi
こんにちは!2021年5月からマルタに留学中のAyumiです!
11月までマルタにいる予定です!
SEICA
留学中で忙しいのに取材に協力してくれてありがとうございます!
SEICA
刻々と変わる現状…なかなか現地の声を聞ける機会も少ないですよね…。
みなさんにわかりやすいように「コロナ禍の留学事情」をお伝えしていきます!
今回取材するのはLIFENOTE編集部のSEICAです!
SEICA
それではAyumiさん、よろしくお願いしますね!
Ayumi
こちらこそ!皆さんにわかりやすくお話しできるように頑張ります!
この記事を読んでくださったみなさんの留学の後押しができたら嬉しいです。
このページの目次
2021年4月にニュージーランドへの留学を予定していたAyumiさん。
2020年1月に留学を決意した直後、コロナウイルスの感染が拡大しました。
SEICA
元々はニュージーランドに行く予定だったのにどうしてマルタへの留学に変更になったんですか?
Ayumi
ニュージーランドは入国規制が厳しく、留学ビザの発給も難しい状況でした。
いつ受け入れが再開するかわからなくて、途方に暮れていた時に「コロナ禍でも行けるマルタ留学」って広告をたまたまインスタグラムで見かけたんです。
SEICA
そんな偶然で?!じゃあ元々マルタへの留学を検討していたわけではないんですね?
Ayumi
全くです。マルタという国すら知りませんでした。
インスタグラムの広告を見てすぐに、マルタ留学を扱っているエージェントに連絡して、1ヶ月後の2021年の1月にはマルタ留学へ行くことに決めました。
マルタとは、地中海に浮かぶ諸島で、イタリアの南側に位置します。
ヨーロッパ諸国からの留学生が多いのが特徴で、観光で訪れる人も多い国です。
日本では、イギリスやアメリカよりも物価が安いことから、数年前から留学の選択肢に入るようになりました。
SEICA
行動から決断までが早いですね!
留学エージェントを選んだ決め手とかはありましたか?
Ayumi
まず、マルタ留学に精通しているということと、コロナ禍でいつ入国制限がかかってもおかしくない状況だったので、なるべくキャンセルなどに寛容なエージェントがいいなと思って決めました。
Ayumiさんがお願いしていた「Maltamalta.com(マルタマルタドットコム)」では、渡航の直前まで変更やキャンセルなどに対応してくれたようです。とても良心的ですよね。
渡航予定まで残り4ヶ月、という時期に大きく予定を変更したAyumiさん。
刻々と状況が変化する中で、不安はなかったのでしょうか?
Ayumi
そうですね。
留学先が決まったら、次の心配は、入国できるか否か…という感じでした。
SEICA
おー、それはコロナ禍ならではの悩みですね。
Ayumi
そうなんです。政府の措置1つで、入国制限がかかってしまう可能性があるので、渡航する直前まで不安でした。
実際に、私が渡航した1ヶ月後、日本からの新規入国ができなくなったので、ギリギリサーフという感じでした…。
1〜2年後の準備をすることも少なくない海外留学。
ギリギリまで渡航できるか分からないとなると、なかなか動きづらい部分もありますね
日本の学校では未だにオンライン授業の対応がとられていますが、マルタでの授業は通常通り行われているのでしょうか?
Ayumi
まず到着して早々は、コロナウイルス感染拡大の影響で語学学校が休校中でした…。
なので、最初の2週間は学校の寮からオンライン授業を受けることに…。
SEICA
ついていきなり、オンライン授業…?!
それって、事前に知っていたんですか?
Ayumi
そうですね。渡航1ヶ月くらい前に休校になったのはエージェントから聞いていて、私が渡航する2週間後には通常の授業に戻るだろうということだったので、2週間はオンライン授業を受けるつもりで渡航しました!
SEICA
情報収集大切ですね。
その後はずっと通常通り授業を受けられてますか?
Ayumi
いえ…。それが、渡航して1ヶ月後くらいにも感染が拡大してしまって…。ワクチン接種者が比較的少ない語学学校は2週間ほど休校でオンライン授業になりました。
コロナ禍の留学では、いつ感染が拡大するかわかりません。
もし、自粛になってしまっても、それはそれで貴重な体験と、前向きに捉えられる心持ちでいると良いですね。
SEICA
日本でのワクチン接種が始まる前に渡航していると思うんだけど、ワクチン接種はまだしてないの?
Ayumi
いえ、私はマルタでワクチンの接種を受けました!
SEICA
え!留学生でもワクチン打たせてくれるんですか?!
Ayumi
そうなんです。マルタでは国民の殆どがワクチン接種が終わっていて、私の滞在中に感染拡大していた時も感染していたのは殆どがワクチン未接種の留学生でした。
ワクチンパスポートがないと、旅行にも行かれない、ましてや語学学校までワクチン未接種では対面授業への参加ができなくなってしまったので、仕方なく接種を決めました。
留学生にもワクチン接種させてくれるとは驚きですね。国民への接種も対応しきれていない日本とは大きな差です。
SEICA
コロナ禍の海外生活といえば、アメリカなどでアジア人を狙った「ヘイトクライム」が問題になっていますが、マルタでの生活で差別などは大丈夫ですか?
Ayumi
そうですね。渡航前は少し心配していましたが、マルタは治安も良く、差別などで嫌な思いをしたことはありません。
マルタはヨーロッパからの移民が集まる多国籍な国です。
アジア人の人口はそこまで多くありませんが、コロナ禍でも留学生が安心して過ごせるのはとてもいいですね。
日本ではまだまだ「パンデミック」の雰囲気がありますが、世界各国では旅行やイベントへの規制が緩和されてきています。
SEICA
マルタの今の様子ってどうなんですか?
Ayumi
マルタは国民の殆どがワクチン接種を終えているということもあり、コロナウイルス流行前の「普通」に戻りつつあります!
レストランも通常営業。ヨーロッパ各国への旅行も「ワクチンパスポート」や「陰性証明書」の提出をすれば認められています。
SEICA
レストランではお酒の提供もしてるんですか?
Ayumi
そうですね!マルタでは、レストランの営業が停止するか通常通り営業するかのどちらかですね。
日本のように、「酒類提供不可」でレストランを営業するというのは聞いたことがありません!
SEICA
そうなんですね!
ちなみにヨーロッパへの旅行はしましたか?
Ayumi
つい数週間前にワクチン接種を終えたので早速行ってきました!
現在はヨーロッパ圏内でも、国によって入国の際の規定が違うので、事前にしっかり調べた方がいいでしょう。
SEICA
コロナ禍の留学ならではの注意点とかって何かありますか?
Ayumi
そうですね〜。やっぱり「コロナ前と同じように留学する」っていうのはまだまだ難しいので、注意が必要な点もあります…!
各国の入国制限などがまだまだ続いているので、不安な点はいくつもあると思います。
事前に知っておくと現地で慌てなくて済むので下調べが重要ですね。
Ayumi
今、マルタの英語学校は日本人生徒の数がかなり多いです…。
SEICA
マルタって日本人にとってはメジャーな留学先ではないと思っていました…。
Ayumi
そうなんです。コロナウイルス感染拡大前の語学学校のデータなどには日本人の割合は割と少ないと記載されているのですが、今はクラスの半分以上が日本人…学生寮も日本人ばかりです…。
SEICA
他の国へ留学予定だった学生が、現在入国可能なマルタに集まっているんでしょうか?
Ayumi
そうだと思います。現地で話を聞いていても、元々は私のようにニュージーランドへ行く予定だったという人にも出会いました。
コロナ禍では、日本人が入国できる国が限られてしまうため、日本人の少ない学校を選ぶというのも至難の業かもしれませんね。
ワクチン接種が進んでいる国では、「留学生」や「観光客」の受け入れにも寛容になっている国も増えてきているので、よく確認したいところです。
Ayumi
オンライン授業だと、なかなか友達ができにくい…というのもコロナ禍での留学の難点だと思います。
SEICA
語学学校に通う留学生にとって学校で友達が作れないというのはかなり辛いですね…
Ayumi
そうなんです。渡航直後、オンライン授業を受けていた2週間は、学生寮でしか友達が作れず、日本人学生も多かったので、なかなか英語が使えなくてストレスでした…。
語学留学生は、毎日学校で生活する中で学校内で友達を作るのが一般的でしょう。
授業がオンラインになるという不便さもありますが、留学の醍醐味でもある各国の人との繋がりが作りづらいのは、かなり難点なのではないでしょうか。
Ayumi
これはコロナ禍に限ったことではないかもしれませんが、マルタ留学ではネイティブスピーカーと英語を話す機会がかなり少ないです。
SEICA
マルタって母国語は英語なんですか?
Ayumi
現地の人はマルタ語が母国語です。そして、人口の殆どがヨーロッパからの移民なので、みんな英語で会話するんですが、ネイティブの英語のスピーカーがほとんどいないんです!
SEICA
そうなると、ネイティブ英語を喋るのは語学学校の先生くらい?
Ayumi
そうなんです。コロナ禍でホームステイをするのもちょっと気が引けるので、留学生との英語の会話ばかりなので、レベルが高いとはいえないんです…。
留学生同士で使う英語はどうしても「ブロークンイングリッシュ」になりがち。
英語力が本当に伸びるのは英語学校を出て、「英語で英語を学ぶ」から「英語で何かをする」ができるようになった時です。
SEICA
コロナ禍での留学での心構えを聞いていきましょう!
せっかくの留学を台無しにしないためにも、いつもと違った状況にも対応できるようにしっかり準備するようにしましょう。
「いつ入国規制がかかって渡航できなくなってもおかしくない」というのは覚悟して準備を進めた方がいいでしょう。
SEICA
Ayumiさんも実際に、1ヶ月渡航時期がずれていたら入国規制に引っかかっていたわけですもんね…
Ayumi
その通りです。
直前まで行かれるか分からない中で、高額の留学費用を支払うのは、かなりリスクがあります。
渡航ができなくなった時の規約などは、事前に留学エージェントに確認しておいた方がいいですよ。
SEICA
実際に、留学エージェントを選んだ決め手とかはあったんですか?
Ayumi
手数料が安く、渡航の直前まで変更に対応してくれるという点ですね。
元々、2つのエージェントで話を聞いていたんですが、手数料やキャンセルの規約にはエージェントごとかなり差があると感じました。
SEICA
こんなご時世での留学ですし、直前まで親身になって対応してもらえたら、かなり安心感はありますよね。
Ayumi
渡航前には色々不安が重なって何度もプランの変更をしたんですが、毎回丁寧に対応してくださったので本当に感謝しています。
大手の留学エージェントでは、マルタ留学を扱っていないところもあるので注意してください。
今回インタビューに答えてくださったAyumiさんが利用したマルタ留学専門のエージェントは「Maltamalta.com(マルタマルタドットコム)」です。
SEICA
コロナ禍での現地の状況って刻々と変わるものだと思うんですが
情報収集ってどうやってしていたんですか?
Ayumi
情報収集は、留学エージェントやTwitterでしていました!
私がお願いしていた留学エージェントはマルタ留学専門のエージェントなのでマルタの現地事情はかなり詳しく教えてもらえました。
あとは、現地にすでに留学中の人をTwitterで探してフォローしていました!
SEICA
あゆみさんも現在のマルタの様子をインスタグラムで発信してくれていますよ!
コロナ禍で留学をしている人は人数も少ないので、工夫して情報収集することが大切ですね。
コロナ禍で留学が延期になったり、迷っている皆さんの背中が少しでも押せたら嬉しいです!
Ayumi
大変なこともあったけど、「今」の留学にこだわって良かったと思っています。
みなさんも後悔のないように、決断してくださいね!