BTSのトレカがデジタルに?意味がわかるとワクワクするNFTの話

記事更新日: 2021/11/10

ライター: 旅するおたくちゃん

先日、BTSの所属事務所であるHYBEエンターテイメントの会社説明を見たファンの中には「デジタルトレカ?何それ?」「NFT?何それ?」そんな疑問を持っている人が多いのではないでしょうか。

旅おたちゃん

相変わらず最新のテクノロジー起用してきてよく分からんことを始めますな、HYBE…

「トレカデジタルにしても欲しくないんだけど…頼むから紙にして…」って意見はツイッター上でも結構多く見受けられました。

しかし、みなさんご存知、HYBEエンターテイメントとパンPD(代表)のことです…何か理由があるに違いない…。

 

HYBEの考えることは進みすぎててよく分からないよね…

この記事では、HYBEエンターテイメントやが今後拡大していくと発表した「仮想現実プラットフォーム」や「NFT」、既存プラットフォームWeverseの今後がどうなっていくのかについて分析していきます。

「そもそもNFTや仮想現実ってなんや?」って人にもわかりやすく説明していきます。

 

今回は、なんと!NFTや仮想通貨について詳しいゲストを呼んだので、いっぱい質問させてもらいま〜す!

いどゆう

こんにちわ!仮想通貨やNFTのことならなんでも聞いてくださいね!

プロフィール
いどゆう
京都大学文学部出身
・不動産営業マン兼Webライター
・「NFT」や「仮想通貨」などが専門分野
・仮想通貨投資、NFT購入経験あり

聞いたことはあるけど、どんなものなのか分からない「NFT」や「仮想通貨」のこと、しっかり説明してもらいましょう。

 

旅おたちゃんにも理解できるように分かりや〜すく教えてもらお〜!

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HYBE会社説明会のざわつきポイント

先日行われたHYBEエンターテイメントの会社説明会を受けて、ARMYの間でざわつきがあった案件から整理していきましょう。

ざわつきポイント
  • デジタルトレカって何?
  • 仮想空間?アバター?
  • Weverseはどうなっちゃうの?

パンPDは、Weverseの今後の革新についてデジタルカードの活用法と交えながら、こんなことを紹介していました。

いつかはプラットフォーム内でデジタルフォトカードを活用し、自分のアバターと仮想空間をデコレーションして、ファン同士で、またはファンがアーティストにそのような空間を見せることが可能になる瞬間もそう遠くなさそうです。
YouTube

いどゆう

おお!めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか!

え、これが?!楽しそうなの??結構日本語の意味が分からないんだけど…泣

いどゆう

確かに聞き馴染みのない言葉も多いからね…。じゃあ、1つずつ解説して行こう!

そもそもNFTって何?

 

そもそもNFTって言葉が理解しきれてない疑惑なんですが…

いどゆう

そうだね、まずはNFTの説明からしていこう!

NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で、日本語では「非代替性トークン」を意味します。

ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位である。その名の通り、各NFTはユニークな(唯一の)デジタルアイテムを表すことができるため、他のトークンで代替することはできない。(Wikipedia)

いどゆう

…ってことなんだけど…。

 

いや、だから!それの意味がわかんないんです!先生!!

いどゆう

そうだよね(笑)じゃあもっと噛み砕いて説明していくよ!

NFTがあればエンタメ業界の権利が守られる

アイドルオタクの皆さんなら一度は目の当たりにしたことがあるであろう、高額転売。最近はコンサートのチケットだけでなく、グッツやトレカなどにも、定価の倍以上の値段がついていることも珍しくありません。

 

それって推しの事務所も儲からないし、ファンも高額のグッツやチケットを買う羽目になったら、誰も得しないって思ったことない?

 

もちろん、あるに決まってるじゃん!毎回毎回、転売屋のせいで心折れそうになってるよ!

 

そうだよね、でもそれがNFTを使うと解決するかもしれない…!っていうことなんだけど気にならない?

 

え、そんなことできるの?NFTって何者???

今までは、デジタル上に存在するアートや、音楽、写真、動画などは無限にコピーすることが可能で、実際にコンテンツを作成した人に報酬がいかないというのが問題視されていたのは、みなさんご存知でしょう。

その問題が、NFTを通して改善されつつあるのです。

NFTのすごいところ
NFTを利用すればデジタル上に存在する資産やコンテンツのコピーができなくなり、一つ一つのコンテンツに唯一無二の価値を与えることが可能になります。
利用者同士での譲渡の記録も追うことができるため、転売の際に作成元に手数料が払われるという仕組みも実現可能で、コンテンツの一人歩きを防ぐことができます。

まだイメージがつきにくいという人のために図解で説明しましょう。

NFTを利用すればデジタルアート以外にも、ライブチケットにも応用が可能で、高額で転売する人を特定して取り締まったり、転売した際の手数料を運営元に戻すといったことが可能になります。

 

何それめちゃくちゃ優秀やん!!

 

だから今、世界的に話題になってるんだよ…(笑)

トレカのNFT化にはなんの意味があるの?

NFTの価値が分かったところで、チケットやグッツの転売防止には役立つのは理解したけど、それでも紙トレカ派の人は多いはず。

 

チケットをNFT化するのには賛成だけど、CDについてくるトレカをデジタル化するのには違和感ある人も多いと思う…

 

実は、その「デジタルトレカ」の話にはもっと深い意味があるんだよ…

「デジタルトレカ」というワードを聞いて、今までドキドキしながらCDの開封していたトレカがデジタル化したら…と想像して、寂しい気持ちになった人も多いはず。

でもここでお話しする「デジタルトレカ」の価値は、単なるデジタル上に存在するトレカということではないんです。

 

ポイントはパンPDが会社説明でも口にしていた「仮想空間」の存在だよ!

 

なんだっけそれ、SF映画とかに出てくる、現実か幻想か分からなくなるやつ?

今回、会社説明会でパンPDが仕切りに口にしていたのが「仮想空間」「ボーダレス」といった言葉。

そこで説明されていたのは、仮想空間で「デジタルトレカ」を利用してアバターを飾ったり、交換したり、ファン同士やアーティストとのコミュニケーション取れる場所が実現するはず、というお話し。

 

つまり「デジタルトレカ」は、現実世界ではなく仮想空間で利用されるものってこと?

 

そうだよその通り!

だから、今あるようなスマホで受け取って、スマホ上で楽しむことができるデジタルアートとは、ちょっと価値が違うんです。

 

でもその…仮想空間っていうのもいまいちピンときてなくて…

「仮想空間」ってなに?

 

デジタルトレカと紙トレカの価値が違うってうのはなんとなく理解したんだけど、「仮想空間」ってそもそもなんなの?

 

仮想空間っていうのは「メタバース」なんて言葉を使って説明されることも多い「オンライン上のバーチャル空間」だよ!

メタバース(仮想空間)とは?
誰もが現実世界と同等のコミュニケーションや経済活動を行うことができるオンライン上のバーチャル空間(日経X TREND)

皆さんに身近なものだと、「どうぶつの森」「フォートナイト」もメタバースを利用したゲームの一種です。

例えば、どうぶつの森の中でゲームのユーザーはアバターとしてゲーム内のキャラクターとコミュニケーションを取ることができます。

さらに、自分の島を地形からデザインすることができたり、公開の設定にすることで他のユーザーが自分の島へ訪れられるようになります。

 

みんなゲーム内で作った島の施設を自慢したり、自分でデザインした洋服や看板などをSNSにアップしたりして楽しんでいるよね。

フォートナイトは、どうぶつの森よりもさらに理想的な「メタバース」に近いといわれていて、元々はシューティングゲームなんだけど、今は仮想空間の中でライブや映画鑑賞ができたりします。

 

何それ、それってもはやゲームじゃなくない?

 

そうなんだよ!フォートナイトはもう単なるゲームではないね!

SNSの機能も、エンターテイメントの機能も網羅している、生活の一部がそこにあるって状態になってきてるんだよ!

>> フォートナイトの詳しい記事はこちら

「メタバース」を活用すれば、オンライン上の仮想空間に経済圏が生まれて、仮想空間内でアバターの洋服を売ったり、もしくはそれを作ってお金を稼ぐことができるようになるんじゃないかって言われているよ!

 

現実世界でできることが全て仮想空間内でも可能になるっていうのが、まさにこのこと!

 

なんだそれ、ちょっと待って、頭痛くなってきた…

HYBEが作ろうとしてる「仮想空間」プラットフォームとは?

会社説明の中でも言及があったHYBEが目指す「ボーダレスな世界」。それはまさに仮想現実上で実現していくのではないでしょうか。

仮想現実を利用すれば、オンラインにアクセス可能な全ての人が同じ場所で平等な仮想空間体験をすることができます。

 

現実世界でのBTSのコンサートは、距離の問題やお金の問題で行くことができない人がいるのも事実だよね。

仮想現実内のコンサートであれば、世界中の誰もが気軽にアクセスして楽しむことができるようになるんです。

さらには、アーティストとの直接のコミュニケーションだって実現するかもしれません。

 

仮想空間内なら、韓国にいるBTSとアフリカやブラジルなどにいるファンが会話をしたり、NFTのやり取りが可能になるんです!

 

世界中のファンに平等…パンPDが考えそうなことだわ…すげえ

現在は、Weverse上で行われているファンとBTSメンバーの投稿へのコメントのやり取りも、仮想空間の中であれば直接話したりすることが可能になるかもしれません。

まとめ

HYBEエンターテイメントの会社説明会で語られていた将来に向けてのプラットフォームの構想や、「デジタルトレカ」の価値について紹介してきました。

 

さすがは世界トップクラスのエンターテイメント企業。スケールもスピード感も一流だねえ!

 

なんか話聞いてるだけで頭良くなった気がしてきたわ!これからもオタ活楽しめそう!いどゆうありがと!!

 

いえいえ、皆さんもNFTや仮想空間について分からないことがあれば他にも記事があるので読んでみてくださいね!

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