TOEICで500点はどのレベル?英語苦手な人が取組むべき勉強

記事更新日: 2020/08/23

ライター: yuki

社会人にとって英語スキルの指標となる試験にTOEICがありますね。

就職活動のために受けた人も多いのではないでしょうか?


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私も何度もTOEICを受けてきました。

最初に受けたときは点数もかなり低く、500点や600点が高い壁だと思っていました。

中学英語でつまづいた場合や長らく英語を勉強していない人は難しく感じるかもしれません。

そういった人がTOEICを受けなければならないということもあるでしょう。


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久しぶりに英語に触れるのなら、いきなりTOEIC高得点を目指さず、ハードルを下げましょう。

まずはTOEIC500点を目指して勉強に取り組みましょう。

 

この記事でわかること
  • TOEIC500点のレベル感
  • TOEIC500点を目指すための勉強法
  • おすすめの教材
ライタープロフィール
yuki

学生時代、TOEIC400点レベルでマレーシアの短期の研修に参加。

中学・高校で学んできた英語は実戦では全く役に立たず、ショックを受ける。

帰国後、様々な学習方法を探究・実践。

5年間勉強し続け、今では一人でも海外旅行を楽しめるようになりました。

TOEIC公式サイトの分析

TOEIC500点のレベル感

TOEICのスコアとコミュニケーション能力の相関的な指標を以下のようにしています。

相関的なものなので、絶対の指標ではありません。

500点というのはCランクになっております。

基本的な単語や文法などが身についていれば狙える点数です。

そのため日常の必要業務などではコミュニケーションもとることができます。


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相関関係なので、500点をとった状態で今度はTOEICから離れた英語の勉強をする必要があると私は思っています。

 

TOEIC受験者の平均点は?

TOEIC受験者のうちTOEIC600点を達成している人はどのくらいいるのでしょうか?

TOEICの運営会社が各回ごとのスコア分布や年ごとの受験者のデータ分析を行っています。

TOEICの運営会社調査のデータによると2019年のTOEIC受験者全体のスコア分布は以下のようになっております。

最も多いのが545〜595点になり、平均点は580〜590点です。

そのため、500点は平均点よりも少し低いスコア帯になります。

このデータからも500点というのは高い壁ではありません。

 

TOEIC500点を目指す勉強

勉強時間はどのくらい必要?

学校教育の英語が苦手だった人は個人差もありますが、まずは基礎から勉強する必要があります。

一つの目標として500点を目指す場合、目安としての勉強時間があります。

・約300〜400時間

この時間を勉強するには1日2時間の場合、約5ヶ月です。

忙しい社会人でしたら、通勤時間でいかに英語に触れるかが重要になってきますね。

土日の勉強時間を平日よりも増やすことで、より短い期間でスコアを上げることも可能になります。

ネットには色々な勉強法があります。

重要なのは自分のレベルにあった勉強をすることです。

この期間で勉強することは主に下記になります。

必要なTOEICの勉強
  • 英単語の勉強
  • 英文法の勉強
  • 語彙力の増強
  • 実践問題演習

ディクテーションやシャドーイングなどの勉強法もあります。

しかし、500点を狙う段階では難しい勉強法です。

 

単語を覚える

単語を覚えるのは何点を狙う場合でも必要です。

英文はいくつもの単語で構成されているため、わからない単語が多すぎると文の意味もわかりません。

基礎知識として英単語の勉強が必要になります。

TOEICはビジネス要素の入った問題が多く出題されます。

センター試験などで出た問題とは異なりますので、単語もまた違ってきます。


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センター試験の勉強で使った単語帳は使わないようにしましょう。

・TOEIC用の英単語帳を使うこと

受験英語で単語を覚えていても、TOEICに特化して単語を新たに覚えましょう。

単語帳に音声や発音記号がついているので、一緒に発音も覚えましょう。

例文の発音練習もやることでリスニングの出来が変わってきます。

 

英文法を覚える

単語の語順や文の型を形作っているのは文法になります。

英文法も文を読むための基礎として、勉強する必要があります。

〜TOEICの英文法とは?〜

TOEICの英文法知識を問う問題は穴埋め形式です。

しかし、いきなり問題演習形式のテキストは買わないようにしましょう。

中学・高校の英文法を復習しましょう。

 

語彙力を鍛える勉強

〜英語が苦手な人へ〜

英語が苦手という人は学校教育で教わった英語を忘れている人も多いでしょう。

英単語帳を1冊勉強した後にボキャブラリーを鍛える勉強をするのがいいでしょう。

使用するテキストはなんでもいいわけではありません。

TOEICのスコアアップに焦点を当てるとTOEICに特化したテキストを使うべきです。


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語彙力増強は時間がある場合のみ行えばいいです。

英単語や文法を覚えるのと同時進行でやりましょう。

 

実践問題に慣れる

英語の基礎を勉強したら、実践問題に移りましょう。

実践問題はTOEICの運営機関が制作している公式問題集を使うのがおすすめです。

TOEICの本番を意識して時間を測定し、まずは問題演習してみましょう。

模擬試験形式で最低3回使うことをおすすめします。

公式問題集の使い方の流れとしては以下です。

公式問題集の1〜3回目の使い方
  • 1回目は時間測定し、本番を意識して、解く
    解説はさらっと読み、間違えたところは確認する
  • 2回目は1回目の答え合わせ後、間を空けずにもう一度解く
    解説はしっかり読み込み、単語やフレーズも覚える
  • 3回目は1回目と同じように解き、スコアを1回目と比較する

詳細は下記の記事でやり方を説明しています。

 

おすすめの教材

単語帳

単語帳はTOEICに特化したものを使ってください。

おすすめとしてはキクタンTOEICがあります。

TOEICで出てくる単語のカバー率が最も高いと言われています。

目指す点数ごとに単語帳を選択できるので、多くの単語に触れることができます。

キクタンTOEIC

続いて金のフレーズ銀のフレーズがあります。

金額的に安く、スコアごとに頻出の単語が収録されています。

単語数はキクタンに比べて少ないのが難点です。

英語が苦手な人は銀のフレーズから始めることをおすすめします。

金のフレーズ/銀のフレーズ

単語帳が1冊終わったが、もう少し語彙力を固めたい人におすすめなのが下記です。

TOEICの運営機関が製作しているテキストになります。

様々な語彙に触れることができ、学んだ語彙を使った問題も収録されています。

問題を解きながらボキャブラリーを増やしていくことができます。

TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー

 


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英語が苦手な人は単語帳どちらか1冊と公式問題で学ぶボキャブラリーをやるといいですよ。

文法書

英文法はTOEIC用を用いなくても構いません。

高校で使っていたもので使いやすいものがあれば、買い足す必要はありません。

しかし、文法を理論的に覚えるのであれば、下記の文法書がおすすめです。

どちらの英文法書も文字だけでの説明ではなく、各文法に対してどのようにイメージしたら良いかが書かれています。

論理的に説明しているので、わかりやすくなっています。


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世の英文法書は文字だけの説明で、わかりづらいです。

この2冊は文法を論理的に説明しており、目から鱗の文法書でした。

実践用問題集

実践問題の演習をするなら公式問題集を使いましょう。

TOEICの運営機関が製作した問題集なので、最もTOEIC本番のテストに近い問題が収録されています。

公式問題集は全部で6冊あります。

また公式問題集以外でのおすすめも紹介しておきます。

公式問題集

まとめ

TOEIC500点は平均以下の点数なので壁は高くないです。

しかし英語が苦手ない人は時間をかけ、基礎から勉強する必要があります。

下記の勉強をしっかり順序立ててやりましょう。

必要な勉強
  • 英単語の勉強
  • 英文法の復習
  • 語彙力の増強
  • 実践問題に取り組む

TOEICが400点以下でまずは500点を目指す人は基礎から入らなければ、後から苦しくなります。

最初で土台をしっかり作っておきましょう。

この記事を書いたライター

yuki

学生時代に海外に興味を持ち、使える英語の学習をし続けている。

英語学習の中で、英語の日常会話を難なくこなせるようになり、TOEICの点数もあげることができた。

英語を習得するために色々な勉強法を試してきました。

そういった英語学習の情報をお伝えしていきます。

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