Microsoft社のExcelやWordなどのスキルを証明する国際資格のMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)。
世界的な企業のMicrosoft社の認定資格と言こともあり、パソコンスキルの資格の中でもかなりの人気がある資格です。
そんな「MOS」の資格について概要から取得難易度、更には資格の将来性までを徹底的に深掘りして解説したいと思います。
しゅん
今やExcelやWordは仕事から切っても切れない重要なツールです。
このページの目次
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は国際資格でMicrosoft社の認定資格です。
WordやExcelなどのMicrosoft社のソフトのスキルの証明になる資格で、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Access」、「Outlook」の5つのソフトの試験があります。
パソコンスキルを証明する資格の中で特に人気のある資格で、実際にMOSを取得した従業員の88%が「仕事の成果が上がった」と回答してるというデータもあります。
MOS公式サイトより
しゅん
実際に業務で使う頻度の高いソフトの資格を取得することで、仕事の成果を上げることにもつながります。
ITパスポートってどんな資格?概要から難易度までを深掘り - LIFENOTE
MOS公式サイトより
MOSの試験の種類には、Microsoft社のソフトごとに「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Outlook」の5種類があり、その中でソフトのバージョンによって、「2013」「2016」「365&2019」の3種類に分かれています。
更に、「Word」と「Excel」には「一般レベル(スペシャリスト)」と「上級レベル(エキスパート)」の2段階のレベルが設定されています。
種類がかなり細かく分かれているので、自分の環境やレベルに合った試験を受験することをおすすめします。
パソコンスキルは実際にスキルがあったとしても証明することが難しいのが現状です。
そんな時にMOSを持っていることで、パソコンスキルを客観的に証明することができます。
現在ではWordやExcelなどを日常的に使用する会社が多いため、MOSを所持していることを履歴書に書くことで書類選考などでアピールすることができます。
MOSだけで就職が有利になるというほどの資格ではありませんが、取得難易度を考えれば履歴書を埋めるという点で考えれば持っておいて損はない資格といえます。
MOSは世界で通用するパソコン資格です。
国内だけにとどまらず、海外でもパソコンスキルを証明できるという点は大きいです。
しゅん
パソコンスキルを客観的に証明できるという点は地味に大きいと思います。
MOSの資格自体が、Microsoft社の特定のソフトの知識に限るものという点を考えても、事務職などの職業を除いてそこまで就職に有利に働く資格ではないといえます。
しかし、現状ほとんどの会社がMicrosoft社のWordやExcelを使っているのも事実です。
WordやExcelに代わる革新的な技術の進歩がない限りこの資格がなくなることはないといえます。
また、MOSを取得したことによる業務成果の向上という点では実際に数字で根拠が示されていることも事実です。
取得難易度が高い資格ではないので、学習慣れしていない方の最初の取得資格として目指すには十分に価値がある資格といえます。
しゅん
資格取得がゴールではなく、資格取得で身に付けた基礎知識を利用して業務の成果を上げるという意味では大変意味のある資格だといえます。
MOSを活かす仕事の代表が事務職や経理の仕事ということを考えると、平均年収は一般的な事務職で年収300~350万円程度で経理となると年収350~600万円程度と言われています。
もちろん、一般事務や経理の全員がMOSを活かして仕事をしているということではなく、あくまで基礎知識として資格を活用している程度です。
会社によってはMOS取得者に1,000円程度の資格手当を支払っているところもあるようです。
しゅん
残念ながらMOSを持っているから年収が上がるという資格ではありません。
MOSの勉強時間の目安は、自身のパソコンスキルによってかなり左右しますが、パソコンを普段使用しない初心者が取得を目指す場合で80時間程度、すでに業務でつかいこなしている方で20時間程度とされています。
初心者から独学で取得を目指す場合でも1日1~2時間勉強に時間を割くだけで、2か月程度で取得できる比較的難易度の低い資格です。
しゅん
学習を始める時点でのパソコンスキルにもよりますが、学習時間は20~80時間とかなり取りやすい資格といえます。
ここまでMOSの資格について様々な視点から深掘りしてきましたが、最後に実際にMOSの資格取得の難易度はどの程度なのかを解説したいと思います。
MOSの合格率は正式には非公開とされていますが、スペシャリストは約80%、エキスパートでも60%程度と言われています。
国家資格ではないとはいえ、合格率がかなり高くとても取得しやすい資格といえます。
通信講座なども用意はされていますが、実際に受験する科目のソフトが動く環境とテキストを用意するだけで、独学でも十分に取得できる資格といえます。
また、受験日に関しても月に1~2回の全国一斉試験とほぼ毎日開催されている随時試験の2種類が用意されているため、この点も資格を取得しやすいポイントといえます。
しゅん
就職や転職に必ずしも有利にはならない資格ですが、かなり取得しやすい資格なので学習慣れしていない方で最初に狙う資格には向いている資格といえます。