日本はアメリカの防波堤?地政学から見る日本とは?

記事更新日: 2021/09/14

ライター: しゅん

しゅん

突然ですが、日本の地理的特徴と言えば何でしょうか?

皆さんはこのように聞かれたらなんと答えるでしょうか?

日本の地理的特徴のイメージと言えば、

  • 太平洋と日本海に囲まれた山がちな島国
  • アジアの東側にある極東の国
  • 南北、東西に意外と長い

といったようなことを答える人が多いと思います。

しゅん

もちろんこれらはすべて正解です!

地政学の面から見ても日本が島国という点はとても大きなポイントです。

古代よりこの大陸と海を挟むという距離感が絶妙だったおかげで、中国といったランドパワー国家の脅威が近くにあっても独立を保つことができました。

現在ではこの位置が中国やロシアといった大国が太平洋に進出する際の海路をふさぐアメリカにっとっての防波堤のような役割を果たしています。

しゅん

この記事では、そんな我が国日本を地政学の観点から解説していきたいと思います。

この記事を読むとわかること
  • 地政学から見た日本について
  • 地政学から見た日本の歴史
  • 地政学での重要な3つのポイントについて
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著者プロフィール
しゅん
  • 趣味から仕事に及ぶ幅広い資格を所持
  • 時には自動車整備士、時にはケーキ職人と異色の経歴を持つ会社員
  • 独学での勉強術で仕事をこなしながら多数の資格を取得
  • 社労士取得に独学で挑戦後、Web運営に転向
  • 資格Webライターとして活躍中!

日本の地政学的特徴とは?

しゅん

先ほど日本は「アメリカにとっての防波堤」と言いましたが、地政学的に日本はどのような特徴を持っているのでしょう?

日本の地政学的特徴を解説する中で「逆さ地図」というものが良く使われます。

世界地図を逆さにしてみると、中国やロシアといったランドパワー国家が太平洋に進出する際に日本がその経路を防波堤のようにふさいでいることが良くわかります。

しゅん

アメリカからすると、脅威となりえる中国やロシアといった大国の進出を止めるためにも日本との同盟が重要だということが見えてくると思います。

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地政学から見た日本の歴史

しゅん

現在は太平洋に面したシ―パワー国家の日本ですが、近代までは内向きのランドパワー国家でした。

冒頭で話したように古代の日本は大陸と海を隔てており、季節風や海流の影響で国土が攻められにくく、ランドパワー国家の脅威に触れることが少なく独立を保つことができました。

そのような地理的要因で国外には目を向けない「内向きなランドパワー国家」として発展してきました。

しゅん

鎖国政策などはその代表です。

近代になると鎖国をやめ、海外進出を目指し太平洋戦争までに中国大陸に満州国を作ったり、太平洋での覇権をアメリカと争ったりとランドパワーとシ―パワーを両立した国家であったといえます。

しゅん

残念ながら地政学では、ランドパワーとシ―パワーを両立した国はないと言われています。

日本も両方を維持することはできず、太平洋戦争に敗れてしまいます。

敗戦後の日本はアメリカの同盟国になり、アジア戦略の重要な拠点として世界でも有数のシ―パワー国家になりました。

しゅん

アメリカにとって日本の位置は戦略的にとても重要になっています。

日本の地政学で重要な3つの地点とは?

日本には地政学的に特に重要な3つのポイントがあります。

その地点とは、

  • ロシアとの領土問題にもなっている「北方領土」
  • アメリカの重要拠点でもある「沖縄」
  • 中国がたびたび領海侵入する「尖閣諸島」

の3地点です。

地政学的に重要ということでニュースでも○○問題という内容で聞いたことがある方も多いと思います。

しゅん

地政学的に重要=どうしても問題が起こりやすい地域になってしまいます。

それではそれぞれの地点について解説していきます。

ロシアが北方領土を手放さない地政学的理由とは?

北方領土問題は、第二次世界大戦終戦直後にロシアが北方4島に侵攻したのがきっかけで起こりました。

80年近く経った現在でもロシアが北方領土を返還しない理由は主に3つあります。

1つ目は、ロシアが2000年頃に開発した太平洋と大西洋をつなぐシーレーンの「北極海ルート」を守るために北方領土の位置が重要になっている点です。

2つ目は、ロシアにとって北方領土は中国やアメリカをけん制するための重要な拠点という点です。
万が一日本に返還された後に北方領土に米軍基地が作られてしまう事はロシアにとって絶対に避けたい事態です。

3つ目は、日本とロシアの間での北方領土の重要度の差です。
ロシアにとっては南方に位置する地政学的にとても重要な北方領土ですが、日本にとってはそこまで重要視されていないというのも大きなポイントです。

しゅん

冬の間、寒さで港が凍ってしまうロシアにとって北方領土は不凍港としても重要な地点となります。

アメリカが沖縄に米軍基地を置く地政学的理由とは?

日本における米軍基地の実に半数以上が沖縄に集中しています。

しゅん

なぜ、アメリカは沖縄に基地を集中させているのでしょうか?

その最大の理由は、沖縄の位置にあります。

大陸弾道ミサイルと呼ばれるICBMの射程は1万Kmといわれています。

沖縄の基地にICBMを配置した場合、半径1万Km圏内にモスクワ、ロンドンなどのヨーロッパ全域やアジア、中東など世界の主要都市のほとんどが射程距離に入るということが理由の1つです。

また、日本が同盟国ということで政情が安定しているという点も大きなポイントです。

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中国が尖閣諸島に領海侵入する地政学的理由とは?

最近ニュースで中国の巡視船が尖閣諸島付近の領海に侵入したという事件を良く耳にします。

しゅん

尖閣諸島は沖縄県石垣市に所属する無人島ですがなぜ中国は領海侵入を繰り返すのでしょうか?

1番大きな理由は1960年後半に確認された海底資源の存在です。

実際に原油や天然ガスなどの海底資源が豊富なことが確認された後に中国と台湾が領有権を主張しだしました。

他の理由としては、尖閣諸島の位置が中国にとって東シナ海の入り口にあるためです。

東シナ海を制したいと考えている中国にとってその入り口にあたる尖閣諸島を地政学的に制したいという思惑があることが考えられます。

しゅん

尖閣諸島の問題は日本と中国だけでなく、中国の動きを制したい国全体の問題といえます。

まとめ

今回の記事では日本がなぜ「アメリカの防波堤」と呼ばれているかを皮切りに日本の地政学に歴史と現状について詳しくひも解いてきました。

地政学の観点から日本を見ると領土問題が起きている地点と地政学は密接に関わっていることが分かっていただけたかと思います。

この記事を読んでぜひ「地政学」に興味をもっていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いたライター

しゅん

  • 趣味から仕事に及ぶ幅広い資格を所持
  • 時には自動車整備士、時にはケーキ職人と異色の経歴を持つ会社員
  • 独学での勉強術で仕事をこなしながら多数の資格を取得
  • 社労士取得に独学で挑戦後、Web運営に転向
  • 資格Webライターとして活躍中!

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